2019.08.03

70%の薬剤師は転職に失敗している?!失敗の要因12選と対策

「転職ではどんな失敗があるのだろう?」「初めての転職で失敗したくない…」
転職を考える薬剤師の誰もが気になるポイントですよね。

この記事では転職に失敗した薬剤師や、転職のプロであるエージェントにインタビューを敢行し、そこから見えてきた転職で失敗しないための方法について解説していきます。
転職失敗を避けるコツが見えてくるでしょう。

この記事に書いてあること

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薬剤師が転職に失敗する可能性は70%!?

薬剤師業界は売り手市場のため、比較的転職がしやすい職業です。しかし、転職しやすいから転職に成功できるというわけではありません。

実際、転職経験のある薬剤師にアンケートを取ったところ、転職に失敗した(こんなはずではなかった)と答えた薬剤師は全体の70%も存在したのです。

失敗したと答えた薬剤師は、一体どのような体験をしたのでしょうか?実際の声を紹介します。

実際にあった薬剤師の転職失敗談3選

男性のアイコン30代男性

「自分のやりたいことができると思っていたのに…」

大学時代に学んだ知識を臨床の場で活かしたいと感じ、調剤薬局から製薬会社のDI業務へ転職しました。

転職活動自体はスムーズに進んだのですが、働き始めて3か月くらい経った頃に「転職に失敗したかも…」と感じ始めました。

入社前のイメージでは、問い合わせへの対応を通じて先進的な薬の勉強ができると思っていましたが、実際はマニュアル通りに対応するだけでした。

また調剤薬局での対面のコミュニケーションに慣れていたため、相手の顔が見えない電話対応がかなりストレスになってしまいました。なかなか対応がうまくいかず、クレームをもらったこともあります。

結果的に半年と経たずに再度転職をし、調剤薬局に戻ることになりました。
もっと具体的に仕事内容をイメージしてから転職すべきだったなと反省しています。

男性のアイコン30代女性

「癖のある薬局長に苦しめられました…」

「自宅から30分以内・時給3,000円以上」という希望に合った求人をエージェントから紹介され、迷わず転職しました。

面接時は、薬局長も特に変わった様子もなかったのですが、いざ一緒に働いてみると強い癖のあることがわかりました。

独自にルールを設定し、少しでもルールを破ると厳しく注意されてしまいます。
たとえば「薬歴は薬局長が許可する時間しか書いてはいけない」などです。絶対に書き終わらない時間を設定されるので、薬歴はどんどんたまっていきます。

さらに「書き終わらなかった薬歴はすべて業務時間外に書かなければならない」というルールがあるため、無給の残業時間が伸びる一方です。

結局、わずか1週間で転職を決意しました。後で分かったのですが、その薬局は大手転職エージェントから取引をお断りされているような「ワケあり薬局」だったらしいのです。

このまま働き続けては無給の残業時間が増えるだけだと思い、わずか1週間で転職を決意しました。

自分で事前に確認をしておくことはもちろん、もっと業界に詳しいエージェントを利用するべきだったと感じています。

男性のアイコン30代男性

「働いてみたら雇用条件が全く違いました…」

「週4〜5日の勤務で、家から通える距離」でという条件で希望を出したところ、個人経営の小さな調剤薬局を紹介されました。

働き始めてすぐに「あれ?」と感じました。まず週4〜5日勤務という話だったのに、なぜか週5で働くことになっていたのです。改めて交渉しても「そんな話は聞いていない」の一点張りでまったく聞いてもらえません。

また残業した分の時間がシフト表に反映されず、「ほかの日早く帰っていいから」と言われたのですが、早く帰れるわけでもなく結局残業代はもらえていません…。

有給に関しても「うちではパートに有休を付与したことがないので、未消化のまま消失します」と一方的に言われ、半年以上働いても有給は取れませんでした。

それでも我慢して2〜3ヶ月間は働き続けたのですが、友人からのアドバイスもあり転職活動を始めました。

体験談を見てもらえればわかるように、転職の失敗は「こんなはずじゃなかった…」という理想と現実のミスマッチによって起こるのです

転職は時間と労力がかかります。また転職を繰り返すと転職もしづらくなるため、失敗は避けなければなりません。

ここからは、転職に失敗してしまう原因を紹介し、失敗を回避するための方法を説明していきます。

薬剤師が転職に失敗する12の原因を徹底分析

薬剤師はなぜ転職に失敗してしまうのでしょうか?薬剤師や転職エージェントへのインタビューを通じて見えてきた12の原因を一挙に公開します。

少し多いかもしれませんが、失敗を避けるために一通り目を通しましょう。

転職に対する意識で注意したいポイント

1.退職理由が不明確

第二新卒くらいの年代に多いのが「なんとなく今の職場が不満」「友達や同僚が転職しているから」などあいまいな理由で転職してしまうパターンです。

「年収が不満」「ほかの職場で活躍してみたい」など明確な理由もなく転職してしまうと状況は改善されず、同じことの繰り返しになってしまいます。

なぜ転職の二文字が頭をよぎったかを冷静に振り返り、転職でしか解決ができないことなのかを冷静に考えてみましょう。

2.希望条件が不明確で優先順位を付けていない

新しい職場に求めるのはどのような条件でしょうか?これを明確にしておかないと理想の職場には巡り会えません。
「高年収」「調剤薬局が良い」「あまり忙しくない職場が良い」「通勤時間が20分以内」「ママ薬剤師が働きやすい」など、具体的な希望条件をしっかりピックアップしておきましょう。

一方で、すべてを満たした求人を見つけることが難しいのも事実です。だからこそピックアップした希望条件に優先順位を決めておくことが大事なのです。
たとえば高年収の優先順位が1位で、通勤時間が2位以降の場合「A薬局は家から10分で近いけど、年収の提示が低いからやめておこう」「B薬局はちょっと遠いけど、高年収が魅力だからこちらに決めよう」といった判断ができるようになります。

3.「自分ならできる」と能力を過信している

「薬剤師はどこで働いても仕事内容が一緒」と考えているのなら要注意です。

実際にあった話をひとつ紹介します。総合科目を扱っていた薬剤師が「総合科目の経験があればどんな科目にも対応ができるだろう」と考え、精神科専門の調剤薬局へ転職しました。しかし現実は厳しく、商品名と薬名のすり合わせや患者への効能説明にとても苦労したそうです。

忙しい職場であったため質問もしづらく、ストレスを抱えて1週間で転職をしてしまいました。

転職先で経験のない科目を扱う場合は、事前の勉強は必須です。
特に派遣は時給が高い分、即戦力を期待されます。調剤経験が浅い薬剤師は、派遣ではなくパートを選んだ方が得策と言えるかもしれません。

4.転職先の仕事内容を具体的にイメージできていない

転職したいということは、なりたい自分や達成したいこと等があるはず。これを高い解像度でイメージしておくことが大事です。「なんとなく条件の良い職場に行きたい」といった姿勢だとイメージができているとは言えません。

転職の方法で注意したいポイント

5.知人の紹介で転職する

薬剤師転職は知人の紹介で転職するケースが多い職業です。信用できる人に紹介してもらった企業は安心感があるように思えますが、実はデメリットもあることを知っていましたか?

知人に紹介された会社は、たとえ気に入らなかったとしても断りにくいものです。知人の顔を立てるために不本意ながら入社した、というケースは実際にも見られます。

また知人の紹介だと、悪い意味でフレンドリーな部分もあるので条件面が曖昧になってしまい、入社後に「話が違う」ともめてしまうケースもあります。
転職方法は、できれば転職サイトの利用をおすすめします。

6.はずれのエージェントが担当になる

転職エージェントは求人の紹介や条件交渉なども行ってくれる頼もしい存在です。うまく利用すれば転職をスムーズに進めることができます。しかし「はずれの担当者(エージェント)」にあたってしまうと、むしろ転職失敗につながってしまうこともあり得ます。

はずれのエージェントは業界の特徴や職場内部の情報にうとく、表面的な条件のみで求人を紹介してくるため、ミスマッチにつながる可能性が高いのです。

さらにひどいエージェントになると、自分のノルマばかりを考えて転職を強引にすすめてくる場合があります。

この失敗を防ぐには、エージェントを複数利用して「当たりのエージェント」に会える可能性をアップさせることです。

求人探しで注意したいポイント

7.思い込みで職種や雇用形態を決めてしまう

たとえば「正社員は休みが取りづらそうだからパート」「温かい雰囲気が良いから大手ではなく個人薬局」といった思い込みは、かえって職場選びの可能性を狭めてしまいます。

正社員であっても休みをしっかり取れる職場はいくらでもありますし、大手であっても温かい雰囲気の職場も存在します。思い込みで絞り込んでしまうと自分が本当に希望する求人に出会えなくなってしまいます。

エージェントを活用するなら、条件を満たせるなら多少の希望変更が可能ということを伝えておきましょう。

9.情報収集手段が限られている

知人から話を聞いただけ、応募企業のホームページを見ただけなど、一部の情報のみで企業を判断してしまうのも問題です。

応募企業のホームページだけでなく、たとえば薬剤師の友人に意見を求める、企業のさまざまな情報を把握しているエージェントに相談するなど、有効な手段はたくさんあります。

さらに応募したい職場がドラッグストアなどであれば、実際に足を運んで雰囲気や人間関係などを探ってみるのも大事です。

内定承諾の段階で注意したいポイント

9.雇用条件を確認せずに内定承諾をしてしまう

無事面接を通過して内定をもらったとしても「内定承諾」を急いではいけません。
契約内容が記載された書類(オファーレターなど)をよく読み、話が違うと感じたポイントがあればすべて先方に確認しましょう。

忘れがちなポイントとしては給与の締め日と支給日についての確認です。最初の給与がいつになるのか、どれくらいの額をもらえるのかを把握するためにも大事なポイントといえます。

雇用条件は、入社したあとに「話が違う!」と騒いでも事態を好転させることは難しいものです。そうなると転職は完全に失敗となるでしょう。

10.職場の実態について事前確認をしない

内定承諾前に確認しておくべきなのは雇用条件だけではありません。どれくらいの忙しさになるのか、どんな働き方をすることになるのか、といった「職場の実態」についても把握しておくべきです。

入社後に「こんなに忙しいとは思わなかった!」と後悔する事態になったら、それは転職失敗といえるでしょう。
それを避けるために、以下のポイントについてチェックしておきましょう。

    最低限確認したほうがいいチェック項目例

  • 何科の薬が多いのか
  • 1日あたりの処方箋枚数
  • 薬剤師の人数、シフトの人数
  • 処方箋枚数
  • 薬歴の残しはどれくらいあるのか、終わらなかった場合は書いてから帰宅するのか

11.職場見学に行かない

求人広告を見ると「薬剤師同士仲良くやっています」「アットホームな職場です」といった魅力的な言葉が並んでいます。しかし実際は、忙しすぎて殺伐としていたり、管理薬剤師の性格に難があったり…というパターンが多いものです。

リアルな雰囲気や人間関係を確認したいのなら、職場見学に行ってみるべきです。コツとしては自分が勤務する予定の時間帯を選ぶことです。

以下に、職場見学で確認すべきことをまとめました。

    職場見学で確認すべきポイント

  • 薬局長・管理薬剤師の人柄
  • 働いている薬剤師の年齢・人数・性別
  • 患者対応の丁寧さ
  • 処方箋枚数
  • 薬歴記載の仕組み(紙・電子など)
  • レセコンの機種

なお、転職エージェントであれば職場見学の段取りもすべておまかせできます。個人で職場見学を申し出るのはなかなか難しいですが、エージェントを活用すれば心配ありません。

12.条件を妥協してしまう

完璧な職場を見つけるのは現実的に難しいものですが、求人を探す余地があるのに妥協して入社をしてしまうのはやはり失敗につながってしまいます。

特に転職回数が多くて引け目を感じていたり、子育ての真っ最中だったり、という薬剤師は妥協に走ってしまいがちです。

妥協という形ではなく、前述の通り希望条件に優先順位をつけ、なるべく上位の条件が叶う職場を見つけることが大事なのです。

薬剤師が転職に失敗しないようにするための方法まとめ

これまで紹介した転職に失敗しないようにする対策をまとめました。

  • 退職理由を明確にする
  • 希望条件が不明確で優先順位を付ける
  • 「自分ならできる」と能力を過信しすぎない
  • 転職先の仕事内容を具体的にイメージする
  • 知人の紹介で転職しない
  • 転職サイトは複数利用する
  • 思い込みで職種や雇用形態を決めない
  • 情報収集手段は幅広く
  • 雇用条件を確認せずに内定承諾をしない
  • 職場の実態について事前確認をする
  • 職場見学には必ず行く
  • 条件を妥協してしない

転職の失敗を防ぐためにこんな方法も??紹介予定派遣という働き方

転職失敗の大きな原因として、入社前と入社後のギャップが大きいことが挙げられます。
一方で「ギャップがあるかどうかは入社してみないとわからない」と考えている方も多いはず。
しかし正規雇用の前に「お試し期間」で働くことができ、職場の実態を把握してから今後を決められるとしたらいかがでしょうか?

この方法ならギャップは最大限まで減らせます。それを実現するのが「紹介予定派遣」という働き方です。

紹介予定派遣とは3〜6ヵ月間は派遣社員として勤務し、本人と派遣先の合意があれば正社員となることができる制度です。まさに「お試し期間」のある働き方といえるでしょう。

紹介予定派遣で働けばミスマッチはほぼ起きないため、どうしてもギャップが心配という薬剤師は検討してみましょう。

紹介予定派遣におすすめの派遣会社

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