2019.03.18

昇進で管理薬剤師になるのは損!?業務内容・年収・なるための条件まとめ

「管理薬剤師ってやること多そう…」 「責任も取らないといけないし大変そうだな…」

管理薬剤師ときくと「管理」という役職名から通常の薬剤師より上位の役職であることは何となく想像できるかと思いますが、具体的に何をする仕事なのか、年収はどれくらいもらえるのかなど、わからないことが多いですよね。

ここでは管理薬剤師の仕事内容や年収、条件・資格といった基本的な情報から、管理薬剤師になるための方法までていねいに説明しています。
管理薬剤師に興味がある方はぜひ参考にしてください!

この記事に書いてあること

管理薬剤師を目指す方におすすめの転職サイト
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1.管理薬剤師とは?

1-1.管理薬剤師とは

管理薬剤師とは、簡単にいうと薬局やその他の薬を扱う部署の現場責任者です。つまり薬剤師の管理職と考えれば間違いないでしょう。

管理薬剤師になるための条件は特にありません。一定の薬剤師経験と管理者として薬局を管理できる能力があれば務まるといえます。

勤務先としては調剤薬局、ドラッグストア、製薬会社、医薬品卸の企業などが挙げられます。そしてそこで扱うOTC医薬品などの薬全般と働いているスタッフの管理を行うのがおもな仕事です。医薬品を扱う現場では、必ず一人は管理薬剤師を置かなければならないと薬事法で定められています。

1-2.管理薬剤師の仕事内容は?

在庫管理業務

薬局では医薬品の在庫と品質の管理をおもに行います。品切れにならないように定期的に在庫数をチェックする他に、薬の劣化を防ぐために温度や湿度などの環境を整えるのも管理薬剤師の仕事です。

マネジメント業務

管理薬剤師は薬局で働いているスタッフの管理も行います。調剤業務や薬歴管理をしっかり行っているか、患者とトラブルになっていないかなど人間関係についても責任をもってチェックし、適宜指導をしていきます。

講演/勉強/意見交換会

職場によっては社会貢献活動として学校などの施設に出向き麻薬等に関する講演を開催したり、薬剤師の間で勉強会の計画/実施を行ったり、また医師との意見交換会への出席を求められることがあります。

1-3.管理薬剤師の年収は?

管理薬剤師は一般薬剤師よりも業務の範囲が大きく、かつ責任も重いことから平均相場は約550万円と高収入が見込めます。

実際に大手求人サイトマイナビ薬剤師で管理薬剤師の求人を検索してみると、年収600万円以上や年収700万円以上の求人も見つかります。もちろん地域や勤務先によってある程度の幅はありますが、一般薬剤師と比べても待遇は良いといえます。

さらに管理薬剤師になると、月間2万円~5万円ほどの手当をもらうことができます。つまり50万円近くの年収アップになるのでこの差は大きいですよね。しかも薬剤師が不足している地域なら月10万円近い手当が出るケースもあります。

仕事における裁量や責任も大きく重くなりますが、その分やりがいが増すのも魅力的なメリットのひとつだといえるでしょう。

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2.管理薬剤師になることのメリット・デメリット

2-1.管理薬剤師になるメリットは?

1.マネジメント経験が身につく

部下の育成や人材管理をするためマネジメント経験を積むことができます。また、経営的な立場で仕事をすることもできます。

これらの経験は自らの市場価値をアップすることにつながり、キャリアアップを目指している人にとっては、またとないチャンスとなるでしょう。

2.管理薬剤師手当で年収アップ

上記にあるように、月間2万円~5万円ほどの管理薬剤師手当をもらうことができ、年収換算でおよそ50万円前後の年収アップを見込むことができます。

薬剤師は年齢を重ねないと給料が上がっていかない環境にあるので、そのような点でも大きな魅力といえるでしょう。

2-2.管理薬剤師になるデメリットは?

管理薬剤師のデメリット

1.責任が重く負担が増える

シフト管理やスタッフの指導、医療機関・メーカー・卸の対応などは、管理薬剤師の典型的な仕事であり、実際これらの業務は負担が大きいといわれています。また、責任者として「クレーム処理」もしなければなりません。何かあった際に責任を取らなければならないということに負担を感じる人は多いようです。

2.兼業・副業が禁止されている

薬事法第七条に「その薬局以外の場所で業として薬局の管理やその他薬事に関する実務に従事する者であってはならない」という文言があります。

管理薬剤師として勤務するとなると、1つの店舗でのみしか働くことができず、複数店舗で柔軟なシフトで勤務している方にとっては、都合が合わなくなる可能性があります。

3.どんな人が管理薬剤師に向いている?

1.キャリア志向が強い人

薬剤師の中でもキャリア志向が強く、より高い報酬や責任あるポジションを目指していきたい人にとって、管理薬剤師は絶好の役職です。実際にインタビューした中でも管理薬剤師としての仕事ぶりが評価され、エリアマネージャーとしてさらに昇進・活躍している方もいらっしゃいます。今後昇進を目指しているのであれば、管理薬剤師になることは必須ともいえます。

2.責任感があり、薬局の顔を担える人

管理薬剤師はいわば「薬局の顔」です。責任感があり、自ら改革意識をもって職場の環境をより良くしていきたいと思っている人にはおすすめできます。管理薬剤師として権限をもち、調剤だけではなく運営にも携わることができるからです。

3.コミュニケーション力が高い人

管理薬剤師として人材マネジメントをしていくうえで、コミュニケーション力は重要な要素です。誰に対しても平等に、かつ円滑なコミュニケーションが取れ、人の上に立つ役割を担いつつ、意見を交わしやすい関係性を構築できることが鍵となります。

4.昇進で管理薬剤師になるのは損?

管理薬剤師は今の職場で昇進して務めるのが当たり前と思っていませんか?
実は今働いている職場で昇進するよりも、転職をして管理薬剤師になる方が好条件で働けるのです!

では実際にどんないいことがあるのか見ていきましょう。

転職して管理薬剤師になるメリット

  • 管理職手当の他に基本給もアップする
  • 管理薬剤師のポストが空くのを待つ必要がない
  • 管理薬剤師の研修を受けることができる

管理職手当の他に基本給もアップする

管理薬剤師になるともらえる管理職手当は2~5万円ほどなので、管理薬剤師になっても年収はそこまで大きく変化はしません。しかし転職をすることで基本給がアップする可能性があり、大幅に年収を上げることもできます。

管理薬剤師のポストが空くのを待つ必要がない

昇進で管理薬剤師を目指す場合、今働いている管理薬剤師が辞めないかぎりポストに就くことはできません。中には何年も待たなければいけないケースもあります。
その点転職をすれば転職後すぐに管理薬剤師として働くことができ、手っ取り早い方法といえます。

管理薬剤師の研修を受けることができる

管理薬剤師の求人の中には、まれに管理薬剤師の研修がついているケースがあります。「管理薬剤師になりたいけれど、いきなりなるのは不安」という方はしっかり研修をしてから業務に移れるので安心ですね。

転職して管理薬剤師になる人は増えている

こうしたメリットがあるため、近年では転職して管理薬剤師になる薬剤師は増えています。また給料の良い管理薬剤師の募集も増えており、管理薬剤師を目指す人には追い風となっています。

5.転職して管理薬剤師になるには転職エージェントの利用がおすすめ

管理薬剤師は職場によって業務内容が大きく異なり、マネジメントと在庫管理のみを任される職場もあれば、もっと範囲の広い業務を任されることもあります。

各職場の特徴をつかんだうえで転職をするためには薬剤師転職エージェントの利用がおすすめです。

各職場に訪問している転職エージェントであれば、管理薬剤師がどんな業務を行っているのかを詳細に把握しており、求職者に伝えることができます。

また応募先企業と給与交渉も行ってくれるため、より好条件で転職できる可能性が高いのです。

管理薬剤師への転職に強い薬剤師転職エージェントの見分け方

実際に転職エージェントを利用する際に見るべきポイントは2点あります。

管理薬剤師の求人数

管理薬剤師の求人数が多ければ多いほど希望に合った求人に出会える確率は高くなります。エージェントによって数は大きく異なるのでなるべく多いものを選びましょう。

対面で話を聞いてくれるか

上記でも紹介したとおり、管理薬剤師といっても職場によって職務内容は異なっており、どのような業務内容なのか、働く薬剤師の雰囲気はどうなのかを把握したうえで転職をすることが成功のポイントとなります。

対面面談では求人に求める要件が細かく決められていない場合でも、顔を合わせながら相談することができるため、転職後のミスマッチを減らすことができます。

これらのポイントをもとにおすすめできる転職エージェントを3つピックアップしました。

おすすめの転職エージェント 管理薬剤師求人数 面談方法
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マイナビ薬剤師マイナビ薬剤師 993 対面
  • 圧倒的な求人数を保有しているため、駅チカ家チカ要望に対応可能
  • 全国14か所に支店があり地方でも対面面談を実施
  • 履歴書の添削や面接同行・給与交渉などのトータルサポートに自信

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おすすめ転職エージェント

その中でも特にオススメできる転職エージェントを紹介します。

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ファルマスタッフをオススメする理由は以下の二つです。

  • 面接サポートが充実
  • 日本調剤グループの豊富なネットワーク

面接サポートが充実

ファルマスタッフでは面接同伴を通じた給与や勤務時間の交渉など、採用担当者に直接言いにくい内容もコンサルタントに交渉をお願いすることができます。事前に面接内容や選考の傾向なども確認することができるので安心して転職先を探すことができます。

一般には公開されていない非公開求人の取り扱いも多く、実際に対面面談することで経験豊富なエージェントが自分にピッタリの求人を紹介してくれるでしょう。

日本調剤グループの豊富なネットワーク

ファルマスタッフは大手薬局チェーンの日本調剤のグループ会社であり、業界最大級の強いネットワークが挙げられます。コンサルタントは可能なかぎり実際に職場を訪れ、求人票には書かれていないような、職場の雰囲気などの細かい点も重要なポイントとしてアドバイスを行ってくれるようです。

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マイナビ薬剤師をオススメする理由は以下の二つです。

  • 必ず対面で話を聞いてくれる
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絶対に対面面談してくれる

マイナビ薬剤師の最大の特徴は対面面談です。もちろん電話やメールも可能ですが、対面で希望をうまくくみ取ってもらえることは不安な転職を乗り切るのに大きな助けとなります。

一般には公開されていない非公開求人の取り扱いも多く、実際に対面面談することで経験豊富なコンサルタントが自分にピッタリの求人を紹介してくれるでしょう。

マイナビ薬剤師だけの職場カルテがある

マイナビ薬剤師には「職場カルテ」があり、求人に載っている企業にコンサルタントが実際に訪問し、職場の雰囲気や人間関係など求人情報ではわからない内容を調査しています。

転職者の希望に本当に合っている職場を紹介してくれるとともに、転職後のミスマッチを防ぐことができます。

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スピーディーな対応

薬キャリを利用した体験談を集めてみるともっとも多く寄せられるのは、「すぐ対応してくれた」という声です。カウンセリングを電話で実施し最短で登録したその日に10件までの求人を紹介!

電話とメールを活用したレスポンスの速さは評判が良く、忙しい方でも確実な転職先を見つけるサポートをしてくれます。

非公開求人が豊富で薬局に直接紹介・交渉してくれる

薬キャリでは非公開求人が多いことも特徴です。

非公開求人は公開求人と比べて好待遇なケースが多く、求職者がより良い条件で働くことができます。

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6.まとめ

本記事では管理薬剤師について、仕事内容やメリット・デメリット、探し方まで解説してきました。

  • 薬局での管理薬剤師は責任ある立場で運営全般にもかかわる
  • 給与やキャリアアップ面で管理薬剤師にはメリットも多い
  • 管理薬剤師になるには昇進より転職がおすすめ
  • 転職をすることで管理薬剤師手当だけでなく基本給もアップ!

この記事が管理薬剤師になることを考えている皆さんのお役に少しでも立てれば幸いです。理想の職場を見つけ、あなたに最適なキャリアを歩んでいきましょう。

7.【コラム】職場による仕事内容の差異

  • 調剤薬局・ドラッグストア
  • 医薬品の在庫・品質維持

  • 製薬メーカー
  • 医薬品の管理、部下への指導、取引先への情報提供

  • 病院
  • 医薬品とスタッフの管理、他部署との連携

製薬メーカー

製薬メーカーの場合は医薬品の在庫管理業務に加えて営業担当の部下に製品情報の指導をしたり、問い合わせに応じて取引先に情報提供を行ったりする仕事が加わります。その他にも、新薬の申請業務や、医薬品の副作用報告薬に関する日々の情報収集なども重要な仕事です。

病院

病院には管理薬剤師を配置する義務はありませんが、現場責任者として薬剤師を募集しているところは多々あります。この場合もおもな仕事は医薬品とスタッフの管理ですが、調剤薬局では使用しない注射薬などがあり、また他の部署との円滑なコミュニケーションが取れているかをチェック・指導しなければならないのが薬局との相違点です。なお、病院の場合は管理薬剤師ではなく薬剤部長や薬剤課長などの肩書きで募集を掛けているところが多いようです。