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薬剤師の転職成功に欠かせない秘訣2つ|転職サイト選びのポイントも

「年収を上げたい!」「残業が少ない職場がいいな…」
このように、転職する時は人それぞれに希望条件があるはず。それを叶えて最高の転職を果たすには、どうすれば良いのでしょう?

この記事では、薬剤師や転職エージェントへの取材を通じて見えてきた「成功の秘訣」を2つ紹介します。転職成功への道がシンプルに理解できるはずです。

そのほか、転職に関するアンケートの結果や、転職の疑問に答えるコーナーなどもありますので、ぜひ参考にしてください。

この記事に書いてあること

1.転職に失敗してしまう薬剤師は意外と多い?

転職の秘訣を紹介する前に、まずは薬剤師転職の実態について知っておきましょう。

転職は「今よりも満足・納得できる職場に移る」のが目的ですよね。しかし実際に転職した薬剤師に転職の満足度を聞いてみると…意外な結果になりました。


薬剤師の転職満足度

薬剤師の転職満足度

転職した薬剤師の52.3%、つまり半数以上が不満を抱えている、つまり「転職に失敗した」と感じている実態がわかりました。

転職がしやすいといわれる薬剤師ですが、気軽に転職することで失敗につながっているのかもしれません。

そんな薬剤師たちの「リアルな不満の声」をいくつか紹介します。

【寄せられた不満の声】

  • 「有休が無い分好きなときに休みを取っても良いという話だったが、祖母が亡くなっても休みが取れなかった」
  • 「職場の雰囲気がわからなかったので馴染めず後悔した」
  • 「ボーナスが少ない会社だった。事前の説明がまったくなく、面接は給与関係など聞けない雰囲気だったため、詳しく聞けなかった」
  • 「知らされていた残業時間よりかなり長かった」
  • 「事前に提示された条件と異なった職場環境だった」

「最初に聞いていた話と違う!」という声が非常に多いのが特徴的ですね。

やはり転職には事前に確認すべきポイントがあり、それを実践しないと失敗を招いてしまうのです。

「こんなはずじゃなかった…」「これなら前の職場の方がまだマシ!」なんて後悔は絶対にしたくないですよね?

そこで重要になるのが、この記事でお伝えする2つの秘訣なのです。

2.薬剤師が転職を成功させるための2つの秘訣とは?

さっそく転職成功の秘訣を紹介していきます。

  • 秘訣1:薬剤師転職サイトは自分に合ったものを選ぶ
  • 秘訣2:担当エージェントの良し悪しを見極める

ひとつずつ紹介していきます。

1.薬剤師転職サイトは自分に合ったものを選ぶ

「転職サイトはどれも同じ」「なんとなくで選べばOK」と思っていませんか?それでは転職に失敗してしまいます。

転職サイトはそれぞれ強みや特徴が大きく異なり、選び方を間違えると転職失敗の引き金になってしまうからです。

だからこそ、自分に合った転職サイト選びは転職成功の秘訣となるのです。

以下3つのチェックポイントでしっかりと転職サイトを決めていきましょう。

【転職サイト選びの3つのポイント】

  • 求人数は多いか?
    求人数が多ければ、それだけ希望の求人が見つかりやすくなる
  • 好条件求人数は多いか?
    求人が多くても「好条件」の求人がなければ意味がない
  • 相談方法は自分に合っているか?
    エージェントにしっかり相談をしたいなら対面面談、スピード重視なら電話もあり

これらのチェックポイントをもとに、代表的な転職サイトを比較してみました。自分に合う転職サイトを選んでみましょう。

おすすめの
転職サイト
求人数 好条件求人 相談方法

rankno1マイナビ薬剤師

マイナビ薬剤師

58,232 対面
  • 圧倒的な求人数を保有しているため、「駅チカ」「残業なし」などさまざまな要望に対応可能
  • 全国15か所に支店があり地方でも対面面談を実施
  • 履歴書の添削や面接同行・給与交渉などのトータルサポートに自信

詳細はこちら

rankno2ファルマ
スタッフ

ファルマスタッフ

52,626 対面
  • 年収600万円・時給4,000円以上の高収入求人が毎日更新
  • 日本調剤グループのノウハウを生かした教育・研修制度が充実
  • 派遣求人数が5,000件以上でトップクラス

詳細はこちら

rankno3薬キャリ

薬キャリ

14,173 電話
  • 即日最大10件の求人を紹介
  • コンサルタントと電話で話すだけのスムーズな転職活動が可能
  • 「産休・育休取得実績あり」などママ薬剤師向け求人検索が充実

詳細はこちら

※2020年1月時点ココファーマ調べ

相談方法って大事なの?

「相談方法なんて電話でも対面でも同じでしょ?」と思うかもしれませんが、実は電話よりも対面の方が転職が成功しやすいという傾向があるのです。

なぜなら対面の方が、エージェントから深くて有益な情報を引き出しやすいからです。誰でも経験があると思いますが、相手の顔が見えない電話より対面の方が「いろんなお話」をしたくなるものですよね。エージェントも同様なのです。

たとえば「ここだけの話、A薬局は離職率が高くて…」「実はB薬局はお局(つぼね)薬剤師がいて人間関係が…」といった本当に知りたい情報が得やすくなるはずです。

ちょっとした情報でも、転職失敗を回避する大きなカギになるかもしれません。急ぎの転職でない限り「対面」での転職相談をおすすめします。

2.担当エージェントの良し悪しを見極める

2つ目の秘訣は転職エージェントの見極めです。

転職サイトに登録すると、エージェントが専属でサポートしてくれることになります。しかしエージェントはそれぞれ能力に差があったり、考え方に差があるのが現実です。

評判が良い大手転職サイトのエージェントだとしても、やはり「人」ですから仕方がないといえるでしょう。これはどんな業界・職種でも同様ですね。

しかし、エージェントの能力をしっかり見極めないと転職成功はつかめません

たとえば、能力が低く企業側のご機嫌ばかり伺っているエージェントにあたってしまったら、転職が成功するとは思えませんよね?だからこそ、この秘訣が重要なのです。

エージェントを見極めるポイントは以下の2つです。

【優秀な転職エージェントを見極める2つのポイント】

  • (1)希望の求人を紹介してくれるか
  • (2)交渉力があるか

(1)希望の求人を紹介してくれるか

良いエージェントは、膨大な数の求人から希望に沿った求人を確実にピックアップし、紹介してくれます。

判断方法としては、高めの条件で要望を出した時に、前向きな答えが返ってくるかどうかです。

どんな条件でも前向きに探してくれるエージェントは、求人の引出しが豊富で、企業とのパイプが太いものです。そして何より「この人の転職をしっかり応援しよう!」という強い気持ちを持っています。

逆に、希望に対して「そんな求人はありません」と冷たい答えが返ってきたなら、あまり能力の高いエージェントとはいえません。

(2)交渉力があるか

エージェントは求人の紹介だけでなく、企業と求職者の間に入って年収などの交渉をするのも大事な仕事です。

この交渉力はエージェントによって違いが大きく、優秀なエージェントなら良い条件を引き出す高い交渉力を持っているものです。

交渉力を判断するには「この○○薬局で600万円以上は難しいですか?」というように年収交渉をお願いしてみましょう。

「交渉次第では可能ですよ」と前向きな回答をしてくれる場合は交渉力に自信を持っているエージェントといえるでしょう。

【ワンポイント】見極めに自信がないなら複数登録をしてみよう

初めての転職の場合、エージェントの良し悪しを見極めるのは困難です。そこでおすすめなのが「転職サイトへの複数登録」です。

複数登録をすることでエージェントを比較でき、優秀で相性のいいエージェントに巡り合う可能性を高められます。

少し面倒に感じるかもしれませんが、転職の成功確率を上げるためにも複数登録をおすすめします。

2つの秘訣まとめ

自分に合った転職サイトを選び、優秀で頼りになるエージェントを味方につければ、転職成功の可能性は格段にアップするはずです。

転職活動の第一歩として、まずは、ここで紹介した秘訣を実践しましょう。

3.転職したい薬剤師の疑問をQ&Aで解説!

ここからは、転職を考えている薬剤師が抱える疑問に答えていきます。アンケート調査やエージェントへのインタビューを通じて得られた回答なので参考になるはずです。

Q.1:薬剤師が転職する理由は?200人アンケートの結果

そもそも薬剤師は、どんな理由で転職を決意するのでしょうか。薬剤師専門調査を行なう『ネグジット総研』にデータ収集を依頼し、薬剤師200人の声を集めてみました。気になる結果は以下の通りです。

【薬剤師の転職理由トップ5】(n=200 ネグジット総研調べ・複数選択方式)

1位 環境・生活の変化(50%)
2位 待遇への不満(47%)
3位 人間関係(29.5%)
4位 会社の将来への不安(22%)
5位 スキルアップできない(19%)

転職を考えている薬剤師なら共感できる結果ですよね。

1位の「環境・生活の変化」は結婚・出産や夫の転勤などで仕方がありませんが、2位の「待遇への不満」には注目したいところです。年収や労働時間などに納得できずに転職を決意した薬剤師が2人に1人ほどいるのです。

3位に「人間関係」がランクインしているのも興味深い結果といえますね。当サイトが行なった薬剤師へのインタビューでも、「もうこれ以上残業が続くのは嫌だ」「この上司とは仕事したくない」という生々しい不満がたくさん聞かれました。

薬剤師が転職を考えるのは自然なことといえそうです。

Q.2:職場別の内定率(合格率)を比較|企業と病院は難しい?

薬剤師が活躍する職場は主に調剤薬局、ドラッグストア、病院、企業の4つで、それぞれ内定率も大きく異なります。

薬剤師専門のエージェントに取材し、内定率を調べた結果は以下の通りです。すべての薬剤師に当てはまるわけではありませんが、おおよその転職難易度がつかめるはずです。

職場別の内定率比較

職場
内定率
エージェントの所感
調剤薬局 80% ・売り手市場なので内定が出やすい
・転職回数が多すぎると不利
・調剤経験がない高齢薬剤師は不利
ドラッグ
ストア
90% ・内定率はかなり高い
・70歳以上を採用する企業も
病院 慢性期:50%
急性期:20%
・認定薬剤師など専門資格が有利に働く
・年齢によっては不利になることも
企業 10% ・薬剤師の職場としては難易度高し
・募集職の経験有無がポイントになる
・転職したいなら20代のうちに
※※あくまで目安・参考としてご活用ください

調剤薬局やドラッグストアと比較すると、病院・企業は内定率がガクンと下がってしまうことがわかります。

特に、企業への転職難易度は相当なものです。しかし企業と一口に言っても職種はさまざまで、内定率にも大きな違いがあります。一例を挙げると品質管理や学術は転職できる可能性が高い方です。

一方で研究開発は新卒の薬剤師にも人気のある仕事ですが、難易度はかなり高い傾向にあります。

Q.3:未経験で新たな職場に転職したい!どれくらい難しい?

最近では「調剤薬局から病院」といったように、未経験職場への転職を希望する薬剤師が増えています。しかし職場によってはそれが難しいケースもあります。

ようは「その職場で働いたことがない薬剤師を受け入れる許容度」が違うということですね。

もし未経験職場への転職を希望しているのなら「許容度」を把握しておく必要があります。

参考に「マイナビ薬剤師」で未経験転職を歓迎している求人数の比率をまとめてみました。

職種
未経験OKの求人割合
調剤薬局 64%
ドラッグストア 71%
病院 33.5%
企業 44.1%
※2020年1月マイナビ薬剤師公式HPより

調剤薬局やドラッグストアは未経験でも歓迎の企業が多いようです。

一方で病院や企業は難易度が高いといえます。チャレンジしたいなら、未経験でも許容されやすい20代のうちに行動を起こしましょう。

未経験転職を成功させるコツについては以下の記事で詳しく解説しています。興味のある方は読んでみましょう。

Q.4:薬剤師のベストな転職時期は?比較すると何月が良い?

薬剤師の転職には、一年のうちで適した「時期」があります。この時期を狙って転職活動を始めれば、さまざまなメリットがあるのです。

詳しく説明していきます。

求人が増える時期を狙う

特に転職を急がないのであれば、企業側が求人を増やす時期を狙ってみましょう。求人の選択肢が増えるので、理想の職場に巡り会える可能性が高まります。

職場別の「求人が増える時期」は以下の通りです。

  • 調剤薬局 4〜5月
  • ドラッグストア 4〜5月
  • 病院 1〜2月、4月
  • 企業 4〜5月

ボーナス支給の時期を狙う

「どうせ辞めるならボーナスをもらってから辞めたい」と頭をよぎる方も多いはず。

これは当然の感情なのですが、ボーナス支給の規定をしっかり確認してから行動を起こすべきです。思わぬルールが定められており、ボーナスがもらえない、もしくは減額という事態もあり得ます。

また「ボーナスをもらったらすぐに辞めた」という印象を持たれてしまうと悪評が立つ可能性もあります。職場の慣例などを踏まえ、常識的な範囲で判断しましょう。

Q.5:転職回数が多い薬剤師は転職できない?

「今まで何度か転職をしているので、採用で不利になるのでは?」と不安に感じている薬剤師もいるでしょう。

実際、あまりにも転職回数が多い薬剤師は「何か問題があるのでは?」「我慢ができないタイプなのでは?」と警戒され、不利になるのは事実です。

それでは、許容される転職回数はどれくらいなのでしょうか?薬剤師専門の転職エージェントに取材した結果、以下の通りになりました。もちろん人によって異なるのでおおよその目安です。

  • 20代後半 2〜3回
  • 30代全般 2〜3回
  • 40代 4回ほど

Q.6:履歴書・職務経歴書の書き方で転職後の条件が変わる?

転職をするなら履歴書や職務経歴書など「応募書類」をまとめなければなりません。文章が苦手な方にとっては気が進まないですよね。

しかし応募書類の書き方ひとつで年収交渉がしやすくなり、高条件を引き出せるとしたらやる気が出てくるのでは?

具体的な方法について説明します。

【条件交渉がしやすくなる応募書類の書き方】

  • 経験だけでなく、結果を記載する
  • 初めから希望条件を固めすぎない

1.経験だけでなく、結果を記載する

職務経歴書には、取り組んできた業務や過程だけでなく、それによってもたらされた結果を記載しましょう。

企業側は「その人が入社してどのような働きをしてくれるのか」を知りたいため、「何を担当していた」という業務内容だけでは足りないのです。

たとえば「管理薬剤師を経験した」だけではなく「管理薬剤師の仕事を通して後発品シェアを○%広げた」などです。

具体的な結果を記載することで、企業側も「これだけの実績があるのなら、もう少し年収を上乗せしてもOK」と納得がしやすくなるのです。

2.初めから希望条件を固めすぎない

履歴書に「○○を希望」「××は難しい」など条件をかなり絞って記載してしまうのはおすすめできません。

初めから仕事の範囲を限定してしまうわけですから、企業側としても年収提示額を渋ってしまうのは当然です。

本当に譲れない条件であれば記載すべきですが、それ以外の条件は面接で相談して現状を探るなどして「できる・できない」を検討すべきです。

(Q.7)求人情報を見るときの注意点は?

転職活動をするなら「求人情報」は必ず目にすることになります。その際に必ずチェックしたいポイントや、見落としがちなポイントを詳しく紹介します。

自分の年収相場を把握しておく

求人情報の年収欄を見ると「400万円〜600万円」など幅を持たせてあるケースが多く、実際の年収額はイメージしにくいですよね。

実際は、よほどの経験や能力がない限り上限の年収をもらえることはありません。下限に近い年収で設定されるケースが多いと考えましょう。

以下の表で、自分の適正年収を事前に把握しておきましょう。

【年齢・職場別】薬剤師の平均年収

職種 20代 30代 40代 50代
調剤薬局 450~500万 500~650万 600~750万 600~800万
ドラッグストア 480~600万 500~650万 550~800万 550~700万
病院 380~450万 450~550万 550~600万 550~700万
CRC・CRA 500~550万 550~600万 580~700万 680~800万
品質管理 480~500万 500~580万 550~700万 680~750万
薬事・学術 400~500万 480~550万 550~700万 680~800万
MR 500~700万 680~800万 700~1,000万 700~1,000万
研究開発 500~550万 550~650万 600~700万 700~1,000万
※当サイトがエージェントへのヒアリングにより調査

要注意求人を見極める

あまりにも条件が良い求人があると「何か裏があるんじゃないか?」と警戒してしまいますよね。

残念ながら要注意求人が含まれているのも事実ですが、きちんとしたクリーンな会社も当然存在します。

両者を見極めるには「掲載期間」と「年収提示額」をチェックすることです

掲載期間については、何ヶ月にもわたって掲載されている求人に注意です。これは新人が入社してもすぐに辞めてしまうので、一年中求人を掲載しているのです。

また年収提示額については、掲載当初「〜600万円」だった年収提示額が、翌月は「〜650万円」、翌々月は「〜700万円」といったように不自然なほど上昇している求人に注意してください。

よほど人が来ないか、辞める人が多い職場だと容易に想像できますよね。そんな企業に転職をしたら間違いなく失敗に終わるでしょう。

求人情報で見えないところは職場見学で補う

求人情報を見ると「アットホームな職場です!」「残業はほぼありません」といった魅力的な言葉が並んでいます。

それを信じて実際に働いてみると、薬剤師同士の人間関係が最悪だったり、残業が当たり前になっていたり…というパターンが意外に多いのです。

こうしたリアルな内情は、決して求人情報からは見えません

人間関係は転職成功を左右する大事なポイントです。対策としては、自分の目で職場と人を確かめられる職場見学がベストでしょう。

【職場見学で確認すべきポイント】

  • 自分が勤務する時間帯を選ぶ
  • 薬局長・管理薬剤師の人柄
  • 働いている薬剤師の年代・人数・性別
  • 患者対応の丁寧さ
  • 処方箋枚数
  • 薬歴記載の仕組み(紙・電子など)
  • レセコンの機種

ちなみに、転職サイト経由で紹介された求人であれば、職場見学の段取りもすべてエージェントが担当してくれます。個人応募で職場見学を申し出るのはハードルが高いですが、転職サイトを活用すればこんなメリットもあるのです。

忘れがちな重要チェックポイント

転職する際に残業時間や年収などの条件を確認するのは当然ですが、それ以外にも大事なポイントはたくさんあります。

忘れがちですが、押さえておきたい条件を以下にまとめておきます。

  • 電子薬歴か、紙薬歴か?
    電子薬歴に慣れた薬剤師が紙薬歴の職場に移るとストレスが大きい
  • 働いている薬剤師の年齢・性別
    特に子育て中の薬剤師は、同年代のママ薬剤師がいると子育てに理解が得られやすい
  • 休憩室の有無
    休憩室がないと実質休憩が取れない場合もある
  • 薬剤師の在籍人数
    在籍人数が少ないと一人当たりの負担が大きくなるリスクも
  • M&A(合併・買収)の可能性がないか?
    買収されると年収が大幅に下がってしまう可能性も

これらのポイントを確認するのが難しい場合は、転職エージェントにお願いすれば代理で確認してくれるはずです。

4.薬剤師の転職は冬の時代を迎える?逆境をはね返す3つの能力

薬剤師は相変わらず人手不足で、転職希望者には有利な状況です。実際に求人倍率をみても、10.5倍という驚異的な数字を誇ります。

一般的な職業の求人倍率が1.37倍ですから、その数字のインパクトがわかりますね。

しかし、そんな時代に変化の兆しが見え始めています。理由は以下のような転職事情の変化です。

【薬剤師転職マーケットの2つの変化】

  • 事務員でも対応可能な業務が増えた
  • 企業がかかりつけ薬剤師を求めている

事務員でも対応可能な業務が増えた

2019年4月、厚生労働省より「調剤業務のあり方について」という発表がありました。それにより、薬剤師でなくてもピッキングや納品された薬を棚に入れるなどの一部業務を行なえるようになったのです。

その結果、人手が足りない薬局では薬剤師ではなく調剤事務員を雇うケースが増えました。コストの感覚からいえば当然の対応ですよね。

特に、給与額が必然的に高くなる40代後半以降はその影響を強く受けることになるでしょう。

企業がかかりつけ薬剤師を求めている

近年の調剤報酬改定によって、かかりつけ薬剤師の在籍に対する評価が高くなりました。これにより、どの薬局もかかりつけ薬剤師の確保を強く意識するようになったのです。

一方でかかりつけ薬剤師は1年以上の在籍が要件ですから、職を転々としてきた薬剤師は敬遠されます。今までは、そこまで転職回数をチェックされなかったことを考えると、これも転職市場の変化といえるでしょう。

逆境に負けない「求められる薬剤師」になるには?

転職市場の変化を知り、少し不安になった薬剤師もいるでしょう。しかし自分から率先して求められる薬剤師になれば、そんな逆境もはね返せるはずです。

【これからの薬剤師に求められる能力】

  • コミュニケーション能力
  • マネジメント能力
  • 高度な専門性

コミュニケーション能力

まず一つ目はコミュニケーション能力(スキル)です。「いつも患者さんと話しているし、自信がある」という薬剤師も多いでしょう。

しかし今後、在宅医療やかかりつけ薬剤師の取り組みが広がることで、さらに踏み込んだコミュニケーション能力が必要とされるのです。

患者の話を聞く傾聴力、情報を引き出す会話力、そして相手のニーズを的確にとらえた提案力…あなたは自信がありますか?

調剤だけをしていれば良い時代は終わりつつあるのです。

マネジメント能力

薬剤師の転職市場全体で、マネジメント能力を持つ管理薬剤師が不足しています。

管理薬剤師は薬局全体を管理するため、残業など長時間の勤務が必要になります。そんな背景から、思うように採用ができていないのです。

管理薬剤師は店舗につき必ず一人必要なので、企業側はノドから手が出るほど欲しい人材です。マネジメント能力があり、そのポジションを問題なく担えるのであれば、まさに「求められる人材」です。年齢が高くても転職できる可能性が高いでしょう。

高度な専門性

企業にとって、高い専門性を持っている薬剤師は貴重な存在です。たとえば緩和ケア、がん、糖尿病など特定の領域での調剤経験・知見を持った薬剤師です。

地域に密着した在宅医療に特化しているのも立派な専門性です。

これらの能力を持っていればさまざまな企業から求められる存在となり、理想の職場への転職も可能になるでしょう

雇用側に求められるということは、患者から、そして社会から求められる薬剤師だということです。

そんな薬剤師になれたら、毎日やり甲斐を持ち、輝いた毎日を送れそうですよね。これこそが「転職を成功させること」といえるでしょう。

5.【最新】薬剤師100名に聞いた|仕事・転職の意識調査

薬剤師100名に仕事・転職に関するアンケートを取り、最新の薬剤師転職事情を調査しました。

Q1.仕事上での悩み・不満は?

薬剤師は仕事でどんなことに悩み、どんな不満を抱えているのでしょうか?結果は以下のようになりました。

ダントツで多かったのは「給与・賞与」に関する収入面の不満です。特に調剤薬局では年収が頭打ちになりやすいので、この結果もうなずけます。

一方で「悩みがない」という薬剤師は100人中15人にとどまりました。大多数の薬剤師は何かしら悩みを抱えながら働いている現状が浮き彫りになりましたね。

Q2.転職をしたいと思いますか?

薬剤師は今の職場でずっと働きたいと思っているのでしょうか?それとも転職を考えているのでしょうか?本音に迫ってみました。

少しでも転職を考えている薬剤師は40%ほどなので、かろうじて少数派となります。しかし10人中4人が転職を考えているというのはあまり健全とはいえないですよね。

Q3.今まで何回転職を経験しましたか?

薬剤師は過去に何回くらい転職をしているのでしょうか?気になる結果は以下の通りです。

転職を経験している薬剤師は70%を上回りました。なかには5回以上経験しているという回答も…。薬剤師にとって転職はそれほど特別なことではないようです。

今の職場で悩みが解決できないのなら、思い切って転職をするのも有意義な選択肢といえますね。

Q4.仕事に求めるものって何ですか?

薬剤師は、仕事や職場に何を求めるのでしょうか。収入や働きやすさ?それともやりがいでしょうか?

興味深い結果が得られました。

1位を見ると、薬剤師はプライベート重視タイプが多いことがわかりますね。次点で給料アップがランクインしています。

3位以降は自身の成長や社会貢献が続きます。こういった項目が挙がるのは、やはり現場で患者と向き合う薬剤師ならではの傾向といえそうです。

6.自信を持っておすすめできる薬剤師転職サイト

ここまで「薬剤師の転職」について説明してきました。

なかには「自分ひとりでの転職活動は難しいな…」「まだ転職のイメージができない」という方もいると思います。

そんな不安や悩みがある場合は、転職サイトに登録してエージェントに相談してみましょう。どんな悩みにも真剣に答えてくれるはずです。

最後に、当サイトが自信を持っておすすめできる転職サイトを紹介します。

エージェントとのコミュニケーション方法が電話か対面か、スピード感が自分に合っているか、などの点を確認したうえで、自分に合った転職サイトを選びましょう。

利用はすべて無料です。

マイナビ薬剤師

マイナビ薬剤師は大手人材紹介会社マイナビが運営する薬剤師専門の転職サイトです。長年人材業を扱ってきたノウハウを活かして全国の求人を網羅するほどの豊富な求人を保有しています。

大手の企業やドラッグストアなどとのパイプが非常に強いので、これらを志望する薬剤師は登録すべきでしょう。

さらに、エージェントが求人を出しているすべての職場に足を運んでいるため、求人情報には記載されない職場の人間関係や雰囲気などの情報を事前に把握できるのも大きな特徴です。

「もう人間関係や雰囲気で悩みたくない…」という薬剤師にはとくにおすすめです。

職場見学や面接同行などのサポートも充実しており、5年連続利用者満足度No.1を獲得しているマイナビ薬剤師。登録しておいて間違いのないサイトといえるでしょう。

マイナビ薬剤師に無料登録する

ファルマスタッフ

ファルマスタッフは親会社が大手調剤薬局チェーンの「日本調剤」なので、調剤薬局求人や業界情報が豊富。今回紹介している3社の中ではダントツの求人数を誇ります。さらに各調剤薬局とのパイプも強く、調剤薬局に転職を考えている薬剤師はぜひ登録したい転職サイトです。

また「年収700万円以上」「時給4,000円以上」など好条件の求人が豊富です。エージェントと対面でじっくり相談できるので、質の高い情報が得られて転職のミスマッチを減らせるのも大きなメリットです。

企業からの信頼も厚く「ファルマスタッフさんなら…」と、同じ職場でもほかの転職サイトより良い条件の求人が集まることが多いのです。

ファルマスタッフに無料登録する

薬キャリ

薬キャリを運営するエムスリーキャリアは、医療専門サイト「m3.com」でおなじみのエムスリー株式会社の子会社です。だからこそ病院や製薬会社など医療現場と太いパイプを築いており、求人がない場合は直接電話して求人がないかを確認してくれます。

また求職者対応を電話に絞り、効率的な転職サポートを実現している点も大きな特徴といえます。最短3日での転職支援実績もあるほどなので「今すぐ転職したい!」という方におすすめできる転職サイトです。

薬キャリに無料登録する

7.まとめ

この記事では、転職を成功させるための情報をデータとともに紹介しました。

転職を成功させるための最大の秘訣は、自分に合った転職サイトを的確に選び、優秀なエージェントを見極めて味方につけることの一言に尽きます。

どんな悩みや不安も、その道のプロに力を借りるのが一番です。薬剤師が薬のプロフェッショナルであるように、エージェントは薬剤師転職のプロなのです。

もしあなたが少しでも転職に不安があったり、最高の転職をしたいと願っているのであれば、転職サイトのエージェントに気軽に相談してみましょう。

最高のサポーターになってくれるはずです。

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薬剤師は転職を繰り返すと不利!許される転職回数・頻度とデメリット

薬剤師はほかの職種にくらべて転職がしやすい職業です。 しかし、あまりにも転職回数が多かったり、短期間で退職していたりすると、採用側は当然警戒します。過度な転職は、売り手市場の薬剤師であってもさまざまなデメリットを引き起こすのです。 では、転職回数は何回までなら許されるのでしょうか?この記事ではそんな疑問に答えながら、転...

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薬剤師転職で役立つ履歴書の書き方とポイント|志望動機の例文も紹介

「新卒の時に書いたきりで履歴書の書き方があやふや…」 この記事では、履歴書の正しい書き方やマナーなどの基本はもちろん、履歴書作成でぶつかる疑問にも詳しく答えています。 最後まで読めば、自信のある履歴書が作成できるはずです。

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50代薬剤師は転職可能?採用されるためのコツ3つと転職できる職場

「50代の薬剤師は転職が難しいだろうな…」 「内定をもらうコツはあるのだろうか…」 結論からいえば50代薬剤師の転職は難しいです。しかし薬剤師不足は慢性的に続いていますし、50代の豊富な経験を求めている職場も存在します。この記事では、50代薬剤師が転職成功確率を上げるためのコツを詳しく紹介しています。これらをヒントにし...

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