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高年収だけど大変?ドラッグストア薬剤師の仕事・やりがいを徹底解説

ドラッグストアは年収や福利厚生が良いって聞くけど」「実際に薬剤師はどこまで仕事をするんだろう

この記事では、ドラッグストアで働く薬剤師の仕事内容や年収などの実態を体験談をもとに紹介していきます。
また転職時の注意点と秘訣も紹介していくので、ドラッグストアでのキャリアを考えている方は是非最後までお読みください。

この記事に書いてあること

1.ドラッグストア薬剤師は大変なの?体験談を紹介

まずはじめに、ドラッグストアで働いている薬剤師の体験談を紹介していきます。これから働きたいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。

47歳女性:ドラッグストア勤務6年

取材に応えてくれたドラッグストアで働く薬剤師

ードラッグストアを志望した理由を教えてください。

OTC医薬品の知識をつけたいと思ったからです。

以前は調剤薬局に勤めていて、患者さんから市販薬について何度か質問される機会がありましたが、日頃触れない薬だったので全く答えられませんでした。
そのような体験を繰り返ししている中で次第に「自分もOTC医薬品の知識をつけないと」と思うようになり、転職を決めました。

あとは年収の高さや福利厚生にも魅力を感じていましたね(笑)
実際に転職エージェントさんから紹介していただいたどの求人も年収が高かったです。

ードラッグストアへの転職で不安だったことはありますか?

(OTC医薬品に関する)知識がなくても大丈夫なのかどうかは心配でしたね。転職しても使い物にならないんじゃないかなって。

その他には、レジ打ちのスピードについていけるか、(業務の幅が広いので)大変じゃないかなと心配していました。

ー実際にドラッグストアの仕事は大変でしたか?(知識面や休みづらさなど)

OTC医薬品の知識面はなんとか対応できましたね。
転職の際にも少し不安があったので、調剤併設のドラッグストアを選びました。そのためOTC医薬品の説明をする機会も最初から多かったわけではなかったので、少しずつ登販(登録販売員)の方に質問したり、職場の勉強会に参加したりして対応していきました。

ただ混雑する時間帯は忙しかったです。
薬剤師なのでレジ打ちや品出しをすることは少ないのですが、夕方など混雑する時間帯だとレジ対応にヘルプとして行ったりするので、調剤室にいる薬剤師が私だけということもありましたね。
そうすると、一人で患者さんと対応しなければいけなくなるので、すごく忙しくて大変でした。

あとは、私が勤めていた職場は有給を取りやすかったので大変じゃなかったですが、別の職場で働いていた人は「人手不足があって休みが取れなかった」と言っていたので、職場によっては大変なのかも知れません。

ードラッグストアで働いている中で感じたやりがいを教えてください。

やりがいは感じられています。
ドラッグストアには様々な患者さんやお客さんが来店してくれるので、相手は何を欲しがっているのか考え、そしてそのニーズに合わせたOTC医薬品やサプリメントの提案をできるのがやりがいですね。

転職直後は市販薬の説明・紹介ができなかったので、患者さんのニーズに合わせて幅広い提案ができるようになったのが嬉しかったです。

ードラッグストアはどんな薬剤師が働いているのですか?

働いている薬剤師さんは、私の職場では大きく2パターンに分かれてましたね。

エリアマネージャーなどキャリアアップを目指す薬剤師と、病院や企業から転職してきてゆっくり働いていきたいという薬剤師がいました。
そのためいろいろな人と関われたのはよかったですね。転職前の職場での経験や裏話なども聞けました。

2.ドラッグストア薬剤師の特徴とは?調剤薬局・病院と比較

つづいて、調剤薬局・病院と比較するとどんな特徴があるのかを紹介していきます。

ドラッグストアの特徴は年収の高さ、幅広い仕事内容

以下の表をみて分かる通り、病院や調剤薬局と比べて、ドラッグストアで働く薬剤師の年収は最も高くなっています。

【職場別年収比較表】

職場 平均年収
ドラッグストア* 500〜600万円
調剤薬局* 450〜550万円
病院* 約380万円
薬剤師全体** 約524万円

※*薬剤師転職エージェントへのヒアリング結果参照
※**厚生労働省「平成30年度賃金構造基本統計調査」参照

ドラッグストアは日用品などの販売もしているため収益率が高く、従業員である薬剤師にも多くの給与を払えているのです。

また仕事内容も違います。
調剤薬局では主に調剤業務や服薬指導が中心ですし、病院ではそれに加え、調製業務や病棟業務なども担当します。

一方ドラッグストアでは、調剤業務や服薬指導に加えOTC医薬品の説明・販売、日用品の販売、レジ対応なども担当 していきます。

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次の見出しではドラッグストアの仕事内容について詳しく解説していきます。
病院や調剤薬局の仕事内容を知りたい方は以下の記事をご覧ください。

3.ドラッグストア薬剤師の仕事内容

次はドラッグストアの仕事内容についてみていきます。

調剤業務・服薬指導

調剤室が併設されているドラッグストアでは調剤薬局と同様、調剤業務と服薬指導を行います。ドラッグストアの場合、近所のクリニックの処方箋以外に、遠方のクリニックから買い物ついでに来店するケースもあり、幅広い科目を扱うこともあるようです。

また患者の症状や悩みによっては、店舗で扱っているサプリメントなどをおすすめするケースもあり、薬剤師の知識をより活かせるのではないでしょうか。

OTC医薬品の説明・販売

ドラッグストアには「なんとか市販薬で治したい」「病院に行くほどの症状ではない」というお客さんが薬を求めて来店します。

薬剤師はそんなお客さんの症状に合わせ、適切なOTC医薬品を提案し、販売します。アレルギーの有無や服薬中の薬との飲み合わせなどの確認も必要なので、薬剤師の知識や経験が活きる仕事といえますね。

近年はセルフメディケーションや予防医療が注目されています。それにともない、ドラッグストア薬剤師の重要性も高まっていくでしょう。

レジ打ち、品出し、在庫管理など

ドラッグストア薬剤師はレジ打ちや品出し、在庫管理なども担当します。

またドラッグストアの売上を伸ばすのも大事な業務です。具体的には売り場設計や商品の魅力を伝えるPOPを作成などが挙げられます。これはドラッグストアならではの仕事といえるでしょう。

実際に経験した薬剤師からは「最初はまったく興味がなかったけど、作成したPOPを見てお客さんが買ってくれた時はとても嬉しかった」という声もありました。やってみると楽しい仕事なのかもしれませんね。

一方で「薬剤師ならではの仕事があまりできないのかな…」と心配になるかもしれませんが、薬剤師は調剤業務やOTC医薬品販売がメインなので安心してください。

調剤室の有無によって仕事内容に違いはある?

レジ打ちや品出しなどの業務がどの程度あるのかが異なります
調剤室を併設している場合は、レジ打ちや品出しなどの業務は少なく、主に調剤業務や服薬指導を担当し、お客さんから呼ばれた際にOTC医薬品の説明や販売を行うようです。

一方OTCのみのドラッグストアの場合、OTC医薬品の説明や販売が主な仕事になり、混雑している時にレジ打ちや品出しを手伝います。

4.薬剤師がドラッグストアで働くメリット・やりがい

つづいてはドラッグストアへの転職理由を基にしたドラッグストアで働くメリットややりがいを紹介していきます。

年収や福利厚生などの待遇が良い

冒頭でも紹介したようにドラッグストアの年収は他の職場に比べても高水準です。

年収の実態について転職エージェントにヒアリングしたところ、店長クラスでは年収が600万円〜700万円ほどになるそうです。またエリアマネージャーやそれ以上の役職になると、1,000万円以上になることも。

年収だけでなく福利厚生にも注目です。インタビューの結果、特に大手チェーン店はかなり充実しており、産休育休制度のほかにも社員割引、長期休暇制度、住宅手当、借り上げ社宅などが用意されているようです。
ただし各企業によっても異なるため事前に確認しましょう。

OTC医薬品や健康食品など患者さんに幅広い提案ができる

ドラッグストアは医薬品だけでなく、日用品などの雑貨や食品、サプリメント、化粧品など幅広く取り揃えています。

お客さんの症状や悩みを聞いて、体質や要望に合わせた幅広い提案ができることも魅力の一つでしょう。

売り場づくりの楽しさを感じられる

ドラッグストアで働く薬剤師は売り場設計を任されることもあります。

商品のPOP作成から売り場のレイアウトなど、調剤薬局や病院ではあまり経験できない仕事ですね。
ドラッグストアのメリットでしょう。

5.【まとめ】ドラッグストアに向いている人とは?


ここまでドラッグストアの特徴や仕事内容、やりがいについて説明してきましたが、ドラッグストアはどんな人に向いているのでしょうか。紹介していきます。

年収や福利厚生などの待遇を重視したい人

これまで説明してきたように、ドラッグストアの年収は高めの傾向にあります。

実際に「病院に比べ、年収の高いところに魅力を感じて転職をした」という方も見受けられます。

福利厚生や待遇がよければ、それだけ趣味や家族との時間が充実しますね。

調剤だけでなく、OTC医薬品の知識もつけたい人

ドラッグストアにはすでに薬剤師や登録販売員の方がいます。そのため最初はOTC医薬品の知識がなくても教えてもらいながら知識を付けていくことは可能でしょう。

またOTC医薬品の知識を身に付けたことで、他の職種への転職に役立ったという声も。
薬剤師としてのキャリアを広げるためにも、知識を付けておくと良いでしょう。

ドラッグストアへの転職に強い薬剤師転職サイト

ドラッグストアへの転職に強い転職サイトを紹介します。参考にしてみてください。

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6.薬剤師がドラッグストアで働く際の2つの注意点と対策

つづいてドラッグストアで働く前に確認しておきたい2つの注意点とその対策を紹介していきます。

土日祝日や年末年始の出勤、長時間のシフトもある

ドラッグストアは土日祝日、年末年始問わず一年中営業しているため、薬剤師も出勤があるケースが多いです。

また1日の営業時間も調剤薬局に比べると長く、朝から夜までの勤務になってしまったり、シフトによって退勤時刻がかなり遅くなってしまうことも。

転職サイトの担当エージェントは勤務条件についても交渉してくれるため、「年末年始は休みたい」や「長時間の中抜けがあるシフトは避けたい」など、希望を伝えて交渉してもらいましょう。

レジ打ちや品出しなど薬剤師とは関係のない業務もある

冒頭でも説明しましたが、特にOTCのみのドラッグストアではレジ打ちや品出しなどの業務の割合が比較的高い傾向があります。また忙しい店舗ほどレジの手伝いをしないといけないなどのことが多いようです。

しかし各ドラッグストア会社は薬剤師には専門的な業務を中心にやって欲しいという思いもあり、薬剤師がレジ打ちや品出しに回ることは少なくなってきているようです。
とはいえ転職の際には職場の忙しさや調剤室の有無を確認しましょう

7.ドラッグストアへの転職を成功させる秘訣


ドラッグストアへの転職を成功させる秘訣を紹介していきます。

転職を成功させる秘訣は、転職サイトを上手に活用すること

転職を成功させるためには、転職サイトをただ利用するだけではなく、上手に活用しましょう。活用のポイントを紹介します。

【転職サイト活用のポイント】

  • 希望の給与や勤務時間の条件交渉をしてもらう
  • 求人票ではわからない職場の忙しさや業務実態などを詳細に聞く

少しでも良い条件で転職するために、以上2点を意識して転職活動をすると良いでしょう。

ドラッグストアへの転職に強い薬剤師転職サイト

ドラッグストアへの転職に強い薬剤師転職サイトを「ドラッグストア求人数」と「高年収求人数」で比較しました。
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8.【コラム】大手ドラッグストアの特徴を比較

大手ドラッグストア8社の年収や特徴を比較していきます。職場選びの参考にしてください。

大手ドラッグストアの売上高を比較

※大手ドラッグストア5社の比較

企業 売上高
ウエルシアHD 779,148
ツルハHD 782,447
コスモス薬品 611,137
サンドラッグ 588,069
マツモトキヨシ 575,991
ココカラファイン 400,559
セイムス(富士薬品) 386,030
クリエイト 286,299

※単位:百万円
※各社2018年度決算資料参照

大手ドラッグストアの特徴を比較

ウエルシアHD

ウエルシアの最大の特徴は「自律型マネジメント」。お客さんの一番近くにいる従業員が主導で店舗づくりをまかされています。

また従業員がより働きやすいように、転居をともなう転勤がない「エリア職」、転勤の範囲は隣接県または直線距離で100km以内の「リージョナル職」、国内外への転勤がある「ナショナル職」など一人ひとりの志向に合わせた勤務区分を選択できるのも特徴です。家庭の事情で転勤が難しい場合には助かりますね。
参照:ウエルシアHD採用ページ

ツルハHD

ツルハHDは地域から必要とされる場所に集中出店し、プライベートブランドの展開・拡大や商品力の向上に積極的です。

なかでも専門性・利便性を追求するため、各種研修制度を揃えており、健康や美容に関する専門知識を備えた人材育成に注力していることが特徴的といえます。
参照:ツルハHD採用ページ

コスモス薬品

コスモス薬品は2019年5月に調剤併設型のドラッグストアをオープンさせ、現在都心部を中心に調剤併設型の店舗を拡大させています。

また薬剤師を除く従業員の3人に1人が医薬品登録販売者であること(2020年2月現在)も大きな特徴です。OTC医薬品の知識がない薬剤師が入社しても、気軽に相談できる職場環境だといえそうです。
参照:コスモス薬品HD採用ページ

サンドラッグ

サンドラッグの特徴は店舗運営業務と医薬品専門業務を分担する「1店舗2ライン制」を導入していることです。

この制度により薬剤師本来の業務ではない日用品の販売やレジ打ちではなく、調剤業務やOTC医薬品の説明・販売に集中できます。
参照:サンドラッグHD採用ページ

マツモトキヨシ

マツモトキヨシでは、アルバイト〜正社員まで誰でも自由に提案ができる社内提案制度を導入しており、従業員一人ひとりが自分の個性や特長を活かし、チャレンジしやすいよう環境を整えています。
参照:マツモトキヨシHD採用ページ

ココカラファイン

ココカラファインは幅広い事業展開や、福利厚生の手厚さが特徴的です。
ドラッグストア事業以外に、製品開発事業やEC事業、海外展開などを進めています。

また福利厚生としては、1年間で計200時間以上の研修が用意されていたり、子供が小学校卒業するまでは「育児短時間勤務」を利用できたりします。
参照:ココカラファイン採用ページ

セイムス

セイムスの特徴は、複合型医薬品企業の強みがあることでしょう。
運営母体である富士薬品はドラッグストア事業以外に、医薬品の研究開発や営業活動(MR)も行なっています
医薬品の開発現場から医療機関への営業現場、お客様への販売現場まで全てを知っている富士薬品にしかない強みがあるといえるでしょう。
参照:富士薬品採用ページ

クリエイト

クリエイトは「地域のお客様を中心に考える企業文化」を大切にしているため、現場を知らない経営からの発信ではなく、現場で働く従業員一人ひとりの意見を重視しているという特徴があります。

そのほかに「マネジメント研修」「薬剤師研修」など充実した教育体制があり、またキャリアステップも豊富です。エリアマネージャーなどの管理職から、在宅医療など専門職に進む道まで幅広く整備されています。
参照:クリエイト採用ページ

まとめ

ここまでドラッグストア薬剤師について詳しく解説してきました。
一方で特徴や雰囲気は企業ごとに異なるのも事実です。さらにいえば、同じ企業でも職場ごとに微妙な違いがあるでしょう。

ドラッグストアへの転職を成功させるには、そんな違いを事前にしっかり把握することが重要です。そのためには薬剤師転職サイトのエージェントへの相談が有効な方法です。

特にマイナビ薬剤師なら、キャリア面談を通じて「自分にどの企業が向いているのか、どの職場が向いているのか」見つけることができるでしょう。
転職をする際にはぜひ利用してみてくださいね。

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