2019.05.13

東京都で転職する薬剤師が知っておきたいこと|年収・求人動向まとめ

「東京都で転職することになったけど、どんなところだかわからない…」 「希望通りの職場で働けるかな?」

違う都道府県に転職するとなると不安も大きいですよね。

そんな不安を抱えている方のために、この記事では東京都の平均年収や求人動向などを踏まえ、理想の職場を見つけるための方法をご紹介します。 東京都で転職する薬剤師はぜひ最後までお読みください。

この記事に書いてあること

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東京都の薬剤師の年収は平均年収よりも高め

薬剤師の年収は都道府県によって大きく異なり、最大で年収に約200万円もの差が生まれます。自分が働く地域の年収がどれくらいなのかをあらかじめ確認しておくと、求人選びの基準を作れるようになります。

2018年度における東京都の薬剤師年収は570.6万円(全国第
10位)です。薬剤師の平均年収である543万円と比べると高い数字となっています。

どうして東京都で働く薬剤師の年収は高いの?

各都道府県の年収を決定するのは「平均年齢」「平均労働時間」「人口10万人当たりの薬剤師人数」の3つです。それぞれ年収にどのような影響を与えるのか見ていきましょう。

  • 平均年齢
  • 年功序列で給料が上がっていくため、平均年齢が高いほど平均年収も上がる。

  • 平均労働時間
  • 時給で働いているパート・派遣薬剤師の労働時間が長ければ、平均年収も上がる。

  • 人口10万人当たりの薬剤師人数

薬剤師の数が足りない場合、薬剤師を採用しやすくするために求人条件が良くなるケースが多い。好条件の求人が増えた結果、平均年収も高くなる。

ここからは実際に東京都と全国平均を比較して、東京都の薬剤師年収が高い原因を探っていきます。

東京都平均 全国平均
平均年収 570.6万円 543万円
平均年齢 40.5 39
月間労働時間 171時間 174時間
人口10万人当たりの薬剤師人数 218.3 172.00
※出典:平成29年賃金構造基本統計調査

東京都では「月間労働時間」や「平均年齢」の項目が全国平均より低いにもかかわらず、平均年収は高くなっています。
これは条件の良い求人が多いという理由があると思われます。

東京都では全国平均と比べて薬剤師の人数が多いため、高年収など条件のいい求人を探すには少し苦労するかもしれないといえます。転職エージェントをうまく活用することで平均よりも高い年収で働くことも十分可能です。

東京都の薬剤師求人動向

東京都の薬局・病院数を見てみると、どちらも全国平均に対して施設数が少ない結果となっています。また医薬分業率も全国平均が71%に対して東京都は78.8%と、医薬分業があまり進んでいない地域だといえます。

このような状況から薬局・病院数は今後増えていき、施設数の増加に伴って薬剤師の需要も増加していくことも予想されます。

施設種類 施設数 10万人当たりの施設数
東京都 全国平均
薬局 6829 49.52 45.08
病院 640 4.74 6.56
※出典:JMAP 地域医療情報システム

*2019年3月現在

また東京都の医療計画によると、東京都ではかかりつけ薬剤師によるプライマリ・ケアの推進と、在宅医療体制の整備を目標としていることがわかります。
そのため今後かかりつけ薬剤師や在宅の需要が増えてくることは明らかだといえます。

【地域別】東京都の薬剤師の働き方

ここまで東京都の年収や求人動向についてご説明してきました。しかし同じ都道府県でも働く地域によって働く条件は変わってきます。

地域の働き方の違いは「高齢化率」と「人口10万人当たりの人員数」の2つの指標からわかります。それぞれどんな違いがあるのでしょうか?

高齢化率

全人口における65歳以上の人口の割合のことです。

年齢層が高ければ一人一人の患者に時間をかけて丁寧に対応する必要があります。一方で年齢層が若い地域では丁寧さよりもスピーディーさが求められます。

人口10万人当たりの人員数

人口10万人当たりの薬剤師数のことです。

人口に対して薬剤師の数が少ないと求人の条件は良くなりますが、一人当たりの業務量は増えるため、効率的な働き方が求められます。
10万人当たりの薬剤師数が少ない地域に転職をする方で「残業したくない」「ゆったりと働きたい」場合は、転職をする前に処方箋枚数など業務量を確認する必要がありそうです。

ここからは実際に市区町村別の数値を見て、自分が働きたい地域がどのような特徴を持っているのか確認しましょう。

市区町村 高齢化率 薬剤師数 人口10万人当たりの人員数
全国平均 27.7% 103.53
東京県平均 23% 148.21
千代田区 18% 458 784.17
中央区 16% 459 325.11
港区 17% 588 241.69
新宿区 20% 708 212.26
文京区 19% 443 201.62
台東区 23% 326 164.59
墨田区 22% 372 145.16
江東区 21% 695 139.53
品川区 20% 711 183.79
目黒区 20% 439 158.13
大田区 22% 952 132.76
世田谷区 21% 1010 111.81
渋谷区 20% 435 193.73
中野区 21% 448 136.5
杉並区 22% 646 114.54
豊島区 20% 467 160.39
北区 25% 528 154.8
荒川区 23% 314 147.93
板橋区 23% 849 151.09
練馬区 22% 948 131.29
足立区 25% 920 137.29
葛飾区 24% 617 139.31
江戸川区 20% 730 107.18
八王子市 25% 787 136.27
立川市 25% 304 172.44
武蔵野市 21% 295 203.83
三鷹市 21% 268 143.36
青梅市 28% 147 107
府中市 20% 322 123.72
昭島市 24% 140 125.52
調布市 21% 280 122.24
町田市 25% 441 102
小金井市 20% 129 106.26
小平市 22% 197 103.68
日野市 24% 250 134.2
東村山市 25% 192 128.04
国分寺市 21% 155 126.28
国立市 22% 103 139.84
福生市 26% 111 190.08
狛江市 24% 102 127.1
東大和市 25% 128 150.31
清瀬市 27% 127 169.64
東久留米市 27% 115 98.6
武蔵村山市 24% 86 120.74
多摩市 26% 202 137.76
稲城市 20% 85 96.99
羽村市 24% 61 109.25
あきる野市 28% 78 96.35
西東京市 23% 280 139.99
瑞穂町 26% 17 50.83
日の出町 26% 17 97.44
檜原村 47% 0 0
奥多摩町 48% 4 76.42
大島町 35% 8 101.47
利島村 23% 0 0
新島村 0.37 0 0
神津島村 27% 0 0
三宅島 38% 1 40.29
御蔵島村 17% 0 0
八丈町 36% 8 105.08
青ヶ島村 13% 0 0
小笠原村 12% 0 0
※出典:内閣府

*2019年3月現在

ー東京都内は、薬剤師の求人が多く、好条件の求人を見つけることも可能

表を見てもらえばわかるように、23区を中心にほとんどのエリアで薬剤師が充足しています。一部の離島などはほとんどいないエリアもあります。

特に23区内は交通の便が良い人気のエリアであることに加え、北海道薬科大学を10校以上薬学部も多く、新卒薬剤師が集まりやすくなっています。

東京都内、特に23区内で高年収、残業無しの案件を見つけることは難しい状況です。

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ー地方に行けば行くほど高齢化率が高くなる傾向あり

東京都に限らずどの都道府県でもいえることですが、地方に行くほど高齢化率が高くなり、より患者と密にかかわることが多くなります。
また薬剤師として働くこと以外にもどのような地域で暮らしたいかを考えて転職をするとより幸せな生活を送れるでしょう。

東京都での転職を成功させるには転職エージェントの利用がおすすめ

ここまで地域ごとにどのような特徴を持っているのかについてご説明しました。
しかし自分で求人を探して一つの職場に絞るのは時間も労力もかかります。

また自分で求人を探す場合、職場の人間関係や雰囲気など内部環境まではわからず、転職後「こんなはずじゃなかった」と後悔するケースもあり得ます。

そこでおすすめなのが薬剤師転職エージェントの利用です。

転職エージェントは実際に求人を出している企業や医療機関に訪問しているので「人間関係」や「職場の雰囲気」などを肌で感じています。それを求職者である薬剤師に事前に教えてくれるため、転職後のミスマッチは起きません。

また転職エージェントはそれぞれ通常の求人よりも条件のいい「非公開求人」を保有しています。薬剤師が足りない地域はもちろん、充足している地域であっても好条件の求人を紹介してもらえる場合があります。

ー薬剤師転職エージェントはどれでもいいわけじゃない

転職サイトのメリットをご紹介しましたが、どの転職エージェントでもいいわけではありません。
東京都に転職に最適な転職エージェントを探すには、「東京都の求人数」「東京都周辺に支店があるか」「サポートが充実しているか」の3つのポイントで比較しましょう。

特に重視したいのが「東京都周辺に支店があるか」です。支店がある場合、地方であってもエージェントが求人先に訪問し、より詳しい職場の雰囲気や地域特性を把握することができます。

「A薬局は車がないと通勤が難しいです」「B薬局にはお局薬剤師がいるのであまりおすすめできません」

このような求職者が欲しい情報は支店があるからこそ教えてもらえるのです。
それを踏まえて、大手転職サイトを比較してみましょう。

【東京都での転職におすすめ!薬剤師転職エージェント3社比較】

     

おすすめの転職サイト 東京都の求人数 支店の有無 フォロー充実度
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  • 全国14か所に支店があり地方でも対面面談を実施
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※2018年10月現在。ココファーマ調べ。

薬剤師が東京都に転職をする際に確認しておきたい2つのポイント

特に求人票の情報のみで判断をしてしまうと、転職後のミスマッチが起きる可能性が高いので注意が必要です。
ここからは転職する際に必ず確認しておくべき項目が3つをご紹介します。

  • 通勤方法・時間
  • 職場の人間関係

(1)通勤手段・時間

東京都に限らず異なる都道府県に転職する場合、通勤の手段と時間を確認しておかないと通勤に苦労してしまう可能性が高いです。

意外と盲点なのが、通勤手段です。地域によっては通勤に徒歩・電車ではなく車を使う場合や、電車の本数が1時間に1本しかない場合など、交通の充実度は大きく変わります。通勤時間だけでなくどの交通手段を利用するのかまで確認するようにしましょう

(2)職場の人間関係

患者層と同様、住んでいる地域が違うと職場の雰囲気も異なります。違う都道府県に転職をする際に、「職場の雰囲気と合わない…」というケースが多発しています。

しかし求人の情報や企業のHPではいいことしか書いていないことが多く、インターネットを利用して自分で調査するには限界があります。

そこで職場の人間関係や職場の雰囲気を把握するために、「職場見学」をさせてもらうことをおすすめします
実際に自分で目で見て確かめることで、実際に働くイメージもわきます。今住んでいる地域から遠い職場であっても転職前に一度は職場見学に行ってみると失敗を防ぐことができます。

【コラム】薬剤師が異なる都道府県に転職する際のアドバイス

最後に都道府県を変えて転職をする際に気を付けたいポイントをまとめました。

転職をしたら、保険薬剤師登録の変更する

都道府県からをまたいで転職をした場合、保険薬剤師の変更手続きが必要になります。30日以内に届け出を出しましょう。

転職先は引っ越しをする前に決めておくのがベター

引っ越しをしてから仕事を探すとブランク期間が生まれてしまいます。できれば転職をする前に職場を決めておきましょう。

転勤が多い場合はパート・派遣という働き方もあり

働く地域を頻繁に変わる・短期間のみの異動の場合は正社員ではなく、派遣やパートの働き方の選択肢ももって転職活動をしましょう。
一度正社員になってしまうと、退職手続きなどを逐一行う必要がありますが、派遣やパートであれば面倒な手続きは一切ありません。

中でも派遣薬剤師は時給相場が約3,000円と高時給で働けるため、派遣で働く人が増えてきています。もし興味があれば、検討してみてはいかがでしょうか?