2019.05.28

薬剤師は未経験の職場に転職できる?年齢、職場別の難易度を大公開

調剤薬局から病院など、未経験の職場へ転職を考えているあなたは「そもそも受けれてもらえるの?」「仕事についていけるのかな…?」など不安でいっぱいのはず。

この記事では、そんな「未経験転職」を成功させるためのコツを紹介していきます。さまざまなパターンを事例として紹介しているのでぜひ参考にしてください。

この記事に書いてあること

職場、年齢別の転職難易度をパターン別に分析

そもそも薬剤師は、未経験の職場に転職できるのでしょうか?結論からいうと「可能」ではありますが、転職先の職場や年齢によって難易度が大きく異なります

パターン別にみていきましょう。

調剤薬局から未経験職場に転職する場合

※○:未経験転職が可能、△:苦労するが転職可能、×:ほぼ不可能

20 30 40 50
ドラッグストア
病院 ×
企業 ×

調剤薬局からドラッグストアへ転職する場合、20代~40代であれば未経験でも難しくはありません。50代になると難易度が上がるものの、基本的にドラッグストアであればどの年代でも未経験での転職が可能です。

一方で調剤薬局から病院や企業は新卒分化が強い職場であるため、20代~40代でも少々ハードルが高いのが現実です。さらに50代になると、未経験での転職はほぼ不可能といえるでしょう。

そもそも病院や企業の求人は数が少ないため、転職の難易度が上がってしまうのです。
また調剤薬局での仕事と、病院や企業の仕事は内容が大きく異なるので未経験で病院への転職は基本的に難しいと考えましょう。

ドラッグストアから未経験職場に転職する場合

※○:未経験転職が可能、△:苦労するが転職可能、×:ほぼ不可能

20 30 40 50
調剤薬局
病院 ×
企業

20代~30代までなら、未経験でも調剤薬局に転職できます。しかし40代以上になると、調剤未経験での転職はやや難易度が上がってきます。

また転職成功のポイントになるのが、調剤併設店とOTC専門店どちらのドラッグストアで働いていたかです。当然調剤併設店の方が有利です。

まったく調剤を経験することなくドラッグストアから調剤薬局への転職を希望する場合は、年齢が上がるにつれ転職の難易度は上がってしまいます。

ではドラッグストアから病院への転職はどうでしょうか。20代~40代でもかなりハードルは高いといえるでしょう。50代になると「ほぼ不可能」といえるほど難易度は跳ね上がります。

企業へ転職する場合は、20代~30代までは未経験でも転職できます。ただし40代~50代になるとハードルは上がります。

病院から未経験職場に転職する場合

※○:未経験転職が可能、△:苦労するが転職可能、×:ほぼ不可能

20 30 40 50
調剤薬局
ドラッグストア
企業

病院からの転職は、ほかの職場から転職するより有利な傾向にあります。病院での勤務経験は、転職市場においてとても市場価値が高いのです。
そのため調剤薬局、ドラッグストア、企業のどこを希望しても未経験での転職が望めます。

特に調剤薬局やドラッグストアであれば、20代~50代までどの年代でも転職可能です。
企業の場合は40代~50代ではやや難しくなるものの、決して不可能ではありません。

こういった現状をいち早く理解し、20代の体力があるときに病院を経験しておき、30代頃から調剤薬局やドラッグストアに転職する薬剤師も多いようです。

企業から未経験職場に転職する場合

※○:未経験転職が可能、△:苦労するが転職可能、×:ほぼ不可能

20 30 40 50
調剤薬局
ドラッグストア
病院 × ×

企業から未経験の職場に転職する場合、調剤薬局であれば20代~50代すべての年代において転職が可能です。ドラッグストアへの転職も同様ですが、50代だと少し難易度が上がります。それでも不可能ではありません。

調剤薬局やドラッグストアへの転職がしやすい理由は、どちらも求人数が多いためです。求人を探すと調剤薬局やドラッグストアの募集がかなり多いことがわかるでしょう。

一方で企業から病院へ未経験で転職する場合、可能であれば20代のうちに転職しておくべきです。

そもそも病院は求人数が非常に少ないため、20代のうちに転職しておかないと病院に転職できる可能性が年々下がってしまうのです。

特に求人が少なく転職倍率が高い病院は、早めにチャレンジしておく方が良さそうですね。

【体験談から学ぶ】薬剤師の未経験転職で失敗するケース

薬剤師は、一般的な職業にくらべると未経験での転職がしやすい職業です。しかし注意したいのは転職はできたものの、転職後に苦労するケースがあるということです。

ここでは実際の体験談を踏まえながら未経験転職の注意点を紹介します。

男性のアイコン30代男性

製薬会社から調剤薬局への未経験転職で失敗

以前は製薬会社で研究職に従事していましたが、30歳を過ぎて薬剤師としてのスキルを付けたいと思い調剤薬局に転職しました。

しかし右も左もよくわからない未経験者が即戦力になるはずもなく、新卒の薬剤師と同等に扱われます。さらに指導してくれる担当者が年下なので、年上の私への指導はやりにくそうで、コミュニケーションもうまくいきません。

研究職時代は専門家としか話をする機会がありませんでしたが、今では一般の患者さんと話をしなければいけません。つい専門用語が出てしまったり、丁寧に説明したつもりが逆にくどくなってしまいクレームになることも…。

生活面でも、以前は定時退社が基本でしたが、今は終電までの残業やサービス出勤が当たり前になり、体への負担がじわじわ蓄積されています。

現状では、転職が成功だったとはとても言えません。

女性のアイコン20代女性

調剤薬局からドラッグストアへの未経験転職で失敗

調剤を続けることが嫌で調剤薬局からドラッグストアに転職しましたが、正直失敗でした。

希望通り調剤業務のない店舗に配属されましたが、ここでは薬剤の取り扱いよりも日用品や食料品の扱いが圧倒的に多く、学生のアルバイトと一緒になって陳列棚に商品を補充する毎日です。

天候が悪く客足が遠のいている日にはプラカードを持って店頭に立ち、大声を出して客引きをすることもあり「これって本当に薬剤師の仕事?」と切なくなります。

会社としても、必要だったのは私の知識や技術ではなく、薬剤師という資格を持った人間の存在だけなんだなと思います。薬剤師として働きたいので、再度転職も視野に入れようと思っています。

このように、新しい環境に慣れる段階で苦労する薬剤師は意外と多いのです。未経験転職をする際には十分に注意した方がよさそうです。

こんな事態を避け、未経験転職を成功させるにはどうすればいいのでしょうか?次の項目で詳しく紹介します。

薬剤師が未経験転職を成功させるための3つのコツ

未経験転職を成功させるために実践したい3つの方法を紹介します。

職場の下調べをしっかりする

未経験の職場へ転職する場合は必ず転職先の下調べをしておきましょう。

転職失敗のほとんどが「転職してみたら想像していたのと違った」というケースです。実際に働きはじめると、理想と現実が違うことに戸惑ってしまうのです。

その原因は、職場が提示する条件の良いところだけが目に入ってしまうからです。
「今より給料が増える!」「残業も少なそう」という情報だけが頭にインプットされて、本当に見るべき情報が見えていないのです。

隣の芝生が青く見えるように、転職先の求人はどうしてもよく見えてしまうのです。現在の職場に不満が溜まっているなら尚更です。

だからこそ未経験の職場へ転職する際は、年収はもちろん労働条件や福利厚生などを事前に調べておく必要があるのです。

転職前に業務のキャッチアップをしておく

未経験で転職するとなると、転職先の業務内容が大きく変わるでしょう。そのため新たな悩みも生まれ、想像以上のストレスもかかるはずです。

そのため、できるだけ転職前に業務に必要なことを勉強しておくことが重要になります。事前にギャップの段差を小さくしておく、ともいえるでしょう。

未経験で調剤薬局や病院へ転職するケースを例に挙げてみましょう。
調剤薬局や病院の場合、今まで扱ったことのない医薬品が当然ありますよね。知っている薬しか扱っていないというケースはほとんどありません。

そのため転職先で扱っている医薬品の作用機序や相互作用、副作用や投薬時に気をつけることなどは最低限知っておく必要があります。

初めて見る薬をいきなり投薬するとなると緊張しませんか?だからこそ事前に医薬品の勉強はしておきたいものです。何を勉強すべきかわからない場合は、面接の時に「何か勉強しておくべきことはありますか?」と聞いておくとよいでしょう。

研修制度が整った職場に転職する

未経験の職場で働き始めてみると、予想以上にわからないことが多く出てきます。しかも、まわりの薬剤師に聞きづらいといったこともあるでしょう。

そこでおすすめしたいのが、研修制度がしっかり整っている職場を選ぶという手です。

もちろん自主的に業必要なことを学んでいく姿勢は大切ですが、やはり各企業で用意している研修がもっとも効率的で本当に必要なことを学べます

求人情報に「未経験OK」と標榜している企業や、大手企業の求人が狙い目です。これらの求人であれば研修制度が整えられている可能性が高いでしょう。

未経験の転職は薬剤師転職エージェントの利用がおすすめ

ここまで未経験の職場への転職について詳しくみてきましたが、どうしても不安が拭えないという薬剤師もいるでしょう。誰だって新天地に飛び込む時は不安がつきものです。

そんなあなたにおすすめしたいのが薬剤師専門の転職エージェントを活用することです。「ただ単に求人を紹介してくれるだけじゃないの?」と思うかもしれませんが、実は転職エージェントを使うと大きなメリットがあるのです。

まず未経験でも転職しやすい、働きやすい職場を紹介してくれる点です。もちろん「未経験の自分でも通用する職場かどうか」も判断してくれます。

これまでに何人もの転職をサポートしてきたプロならではの視点ですから、間違いはないはずです。

しかもエージェントは応募先企業のことを深く理解しており「どんな人材を欲しがっているか」を熟知しています。だからこそ履歴書や職務経歴書、そして面接の場で何をアピールすべきかをじっくりアドバイスしてくれます。これだけでも内定獲得の可能性はグンとアップするはずです。

こんなに頼もしい味方はいないでしょう。

しかし注意したい点が一つだけあります。

実は転職サイトにはいくつもの種類があり、それぞれ特徴や強みが異なるのです。つまり自分に合う転職サイトを選んで使う必要があるということです。

未経験の職場へ転職を希望しているなら「未経験OKの求人数」「サポートの手厚さ」の2つを特に重視しましょう。

未経験での転職は不安がつきものですが、転職エージェントが強力な味方になってくれます。うまく活用して最高の職場を見つけましょう!

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【コラム】未経験転職後の年収は下がる?

未経験の職場へ転職すると年収は下がるのでしょうか?
結論からいうと、確かに未経験での転職は年収が下がりやすい傾向にあります。どうしても業務を覚えるまでに時間がかかるため、仕方がないともいえるのでしょう。

ただしすべての薬剤師が下がってしまうわけではありません。たとえば病院から調剤薬局、調剤薬局からドラッグストアというように、業務内容が大きく変わらない職場への転職であれば大きく年収が下がることはありません

一方で調剤薬局から企業、ドラッグストアから企業のように業務内容がまったく異なる職場へ転職する場合は要注意です。この場合、新卒の年収プラス30~50万円程度が目安となります。

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