薬剤師の転職の相談相手はエージェントがおすすめ!その理由と注意点を紹介

「今の職場から転職したいけど、誰に相談したらいいのかな…」「職場の人に相談するわけにもいかないし…」
この記事では、よくある悩み別におすすめの転職相談相手を紹介します。また「転職しなくても解決できる悩み」も解説しているので、転職を迷っている方はぜひ最後までお読みください。
薬剤師の転職相談相手は転職エージェントがおすすめの理由- 徹底した職場調査により職場の実情を教えてくれる
- 豊富な転職支援実績に基づき、自分に合ったアドバイスが受けられる
厳選!転職エージェント5社比較!
転職エージェント | 求人数 | 相談 | 解説 |
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この記事に書いてあること
1.薬剤師が転職の際によくする相談内容とは?
まず転職時によくある相談内容を4つ取り上げます。
またその中で、「転職で解決できる悩み」「転職しなくても解決できる悩み」を紹介します。
薬剤師のよくある転職相談とは?
30代男性
病院で働いていた頃の話です。
同僚に気難しい人がいて、自分の仕事しかやらないうえ人のあら探しをし、誤字脱字について必要以上に追及して来るので精神的に負担となっていました。
また、カルテの書き方に関してもいちゃもんをつけてきました。
その人の機嫌やターゲットになるかどうかでいちゃもんの頻度は変わり、既婚者の女性で産休に入っている人は良くターゲットになっていました。
薬剤師の職場が小さく閉鎖的な空間であることが多いため、人間関係に悩む方が見受けられます。
人間関係の悩みは、まず当事者や上司に相談することを検討しましょう。
もし、当事者や上司に相談できない・相談しても解決できそうにない場合は転職を考えると良いでしょう。
また転職の際は事前に職場の見学をすることで、人間関係の悩みを防げるはずです。
30代男性
新卒で就職した調剤薬局を辞めて、DS併設の調剤薬局へと転職をした話です。
昇進をしてもなかなか給料が上がらず、「このまま長く働いていても給料が上がらないのではないか?」という不安を抱えながら働いていました。
その中で、親の世話が必要になったことに加え、地方の方が年収が高いことを知っていたので、地元への転職を決意しました。
転職エージェントには、年収が高いところに転職したいことと、調剤薬局での経験が生かせる職場へ転職したいことを伝えて転職活動をしました。
希望にあった求人紹介に加え給与条件の交渉もしてくれたので、年収が以前より100万円もアップしました。
親の近くに住むことができるようにもなり、勇気を出して地元へ転職して本当に良かったです。
ポストが空くまで昇給できなかったり、地域的に平均年収が低くかったり、転職しないと年収が上がりにくい場合も。
しかし現在の年収が妥当な可能性もあるため、平均年収と比べて高いのか低いのか確認しましょう。
低い場合は転職を検討するとよいでしょう。
年齢・男女別平均年収一覧表
20代 | 約389万円 | 約379万円 |
30代 | 約560万円 | 約499万円 |
40代 | 約627万円 | 約558万円 |
50代 | 約639万円 | 約552万円 |
※平成30年賃金構造基本統計調査より作成
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30代女性
薬剤師になって5年程たった頃、キャリアアップと店舗運営を希望して管理薬剤師に転職しました。
実際なってみて、業店舗全体を見れるようになり、事務員さんと薬剤師の間に入って良好な関係を構築できるようになりました。
しかし、知識や経験が足らず困ることが多くありました。
管理薬剤師をやっていた職場が整形外科の専門だったので、他の科目の勉強ができず、人をまとめる部分でも、もっと経験をする必要があると思っているので、ベテランの管理薬剤師がいる職場に転職して勉強をしようと考えました。
キャリアアップする選択肢としては、人事異動の希望を出す・裁量を与えてもらうことがあげられます。
しかし、現在の職場ではキャリアアップを実現するのが難しいことも。
そのような場合は、転職でキャリアアップを狙うと良いでしょう。
40代女性
整形外科の門前で働いていて、私が知っている薬の種類が少ない上に直庭得る機会が少なく将来の心配を感じました。
なので、より多くの薬を知れる内科の門前薬局への異動異動希望を伝えました。
内科の門前薬局では扱える薬が多く、将来への心配も解消されました。
その後一緒に働いていた方に、知識量が豊富でとても優秀な薬剤師の方がいらっしゃったので、私も薬剤師として一人前になりたいと考え始めました。
その方は、病院の門前での勤務経験があったので私も病院の門前で勤務したいと考えましたが、異動ではその希望はかないそうになかったので、転職をしました。
「希望している業務ができない」という相談はよくある内容です。
現在の会社で異動して、希望の業務をやるのも一つの方法ですが、異動ができない・異動をしても希望の業務ができない場合は、転職を考えると良いでしょう。
またその際は、転職前の想像と実際の業務が異なることもあるので、事前に仕事内容について確認しておきましょう。
転職した方が良い薬剤師とは?転職が不適切な場合も!
以下の条件に当てはまる場合は転職を考えた方が良いでしょう。
- 職場に相談できない悩みがある薬剤師
- 職場に相談しても解決できそうにない悩みがある薬剤師
人間関係で悩んでいる場合、人間関係のすれ違いならば話し合うことで解決されるケースもありますが、そもそも相性が合わないという場合は、現在の職場で解決することが難しいため転職を検討すると良いでしょう。
年収を理由に転職する場合は、現在の年収が妥当なこともあります。
またキャリアアップを理由に転職する場合は、知識や経験が足らず、転職先で苦労することもります。
一度職場に相談し、それでも解決されない場合は転職を検討すると良いでしょう。
相談するなら薬剤師転職エージェントがおすすめ!その理由とは?
これまでの話をまとめて、転職エージェントへの相談がおすすめな理由は以下のとおりです。
- 徹底した職場調査により、職場の実情を教えてくれる
- 豊富な転職支援実績に基づき、自分に合ったアドバイスアドバイスが受けられる
転職エージェントは職場訪問をしていて、人間関係などのリアルな内情にも精通しているので、転職後上手くやっていけるか事前に確認できます。
また数多くの悩みを解決してきたプロフェッショナルなので、一人一人に合わせたアドバイスをしてくれます。
一人で悩むことなく、ぜひ利用しましょう。
おすすめの転職サイト | 求人数 | 相談方法 |
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マイナビ薬剤師![]() |
54,628件 | 対面 |
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※薬剤師の人材紹介サービス15ブランドにおける調査、2019年10月楽天インサイト
※求人数に派遣求人は含めていません。
2.薬剤師転職エージェントの活用方法と相談する際の注意点
ここでは、転職エージェントを最大限活用するための秘訣と利用する際の注意点を紹介します。
薬剤師転職エージェントを上手に活用する秘訣
転職エージェントを上手に活用するために、以下の4点を注意しましょう。
- 転職で最重要視していること、細かな希望を分けて伝える
- 面談時に転職したい時期を伝える
- 対面や電話での相談を利用する
- 最低2社の転職エージェントに相談
転職で最重要視していること、細かな希望を分けて伝える
「高年収につられて転職したけど、想像していた結局悩みが解決されなかった」というのは良くある話です。
転職の際は様々な希望条件があると思いますが、一番大切にしたいことを伝えましょう。
また、転職を成功させるには細かな希望を伝えることも大切です。少しでも自分の望んだ職場が見つかるように、希望は遠慮なくすべて伝えましょう。
面談時に転職したい時期を伝える
転職エージェントと面談の時に転職したい時期を伝えましょう。
転職したい時期を伝えそびれてしまうと、「転職をせかされている…」「早く転職したいのに全然求人を教えてくれない…」となることも。
ゆっくり転職したいと伝えることで、求人をじっくり確認でき、転職をせかされることも減るでしょう。
一方、早く転職したいと伝えた場合は、スピード感を持って多くの求人を紹介してくれます。
対面や電話での相談を利用する
転職エージェントに相談する際は、対面または電話をおすすめします。
メールの時に比べ、より深い相談ができるでしょう。
また、さりげなく転職の真実についても教えてもらえることあるので対面か電話での面談を利用しましょう。
最低2社の転職エージェントに相談
相談する転職エージェントが1社のみの場合、希望どおりの求人が無くてもその中から転職先を選ばなくてはなりません。
担当の転職エージェントとの相性もあるため、比較しながら自分に合った担当者を探すと良いでしょう。
なお、2社以上の転職エージェントに依頼をする際は、面接先を選ぶ際に1社に選ぶとよいでしょう。掲示された求人の中から好印象な求人多い転職エージェントを選びましょう。
薬剤師転職エージェントに相談する際の注意点
転職エージェントはメリットが多い反面、注意すべき点も存在します。
ここでは、転職エージェントを利用する際に知っておいた方が良いことや注意すべき点を紹介します。
転職エージェントについて注意すべき点は以下の2点です。
- 希望どおりの求人がないことがある
- 転職をせかされることがある
希望どおりの求人が来ないこともある
30代男性
私は、企業で新薬開発にかかわる仕事をしたかったので企業への転職を希望していました。
しかし、調剤薬局で管理薬剤師をやっていることもあり、転職が成功しやすい調剤薬局の求人ばっかり紹介されました。
私は、転職エージェントは1社しか登録していませんでしたので、エージェントさんに特に不満を伝えることもなく、企業への転職をあきらめて調剤薬局へ転職することになりました。
転職エージェントは、自分が検討もしていなかった良い求人を紹介してくれることもありますが、希望もしていない求人ばかり紹介されてしまうことも。
様々な求人から転職先を選ぶためにも、転職エージェントは2社以上登録するとよいでしょう。
転職をせかされることがある
転職エージェントは、たくさんメールや電話をしてくる場合があります。
逆にすぐに転職したいのに求人紹介がなかなか来ない転職エージェントもあるようです。
連絡が自分に合う頻度で来るように、希望の転職時期をあらかじめ伝えましょう。
3.おすすめの薬剤師転職エージェント5選!
おすすめできる転職エージェントのランキングは以下のとおりです
薬剤師転職支援サービス5年連続でご利用者満足度No.1マイナビ薬剤師
マイナビ薬剤師のおすすめポイント3つ
- 業界トップクラスの求人数!細かな希望にも対応
- コンサルタントとの丁寧な面談で利用者満足度5年連続No.1!(※)
- 徹底した職場調査を行うことで、転職後のミスマッチを防止
(※)薬剤師の人材紹介サービス15ブランドにおける調査、2019年10月楽天インサイト
求人数 | 54,628件 |
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相談方法 | 対面 |
対応雇用形態 | 正社員・パート |
運営会社 | 株式会社マイナビ |
このエージェントの強み
大手人材紹介会社のマイナビが運営する薬剤師専門の転職エージェントです。長年に渡って人材業業界をリードしてきたノウハウを活かし、全国の求人を網羅しています。求人の数、バリエーションも豊富で、仕事選びの幅がぐんと広がるはずです。特に大手の企業やドラッグストアなどとのパイプの太さと求人数は他社と比べても豊富です。
またコンサルタントがすべての職場に足を運んでいるため、求人情報には記載されない職場の人間関係や雰囲気などの情報をより詳しく知ることができます。
職場見学や履歴書添削・面接同行など求人紹介以外のサポートも充実しているため、転職初心者でも安心して転職ができるでしょう。 転職したいすべての薬剤師におすすめできるのがマイナビ薬剤師なのです。
生の声をご紹介!「マイナビ薬剤師」の口コミ評判
【30代】女性
- 総合評価
- 5
「自分のことをちゃんと考えたアドバイスがもらえました」
1回目の転職とあまり期間が空かないうちの2回目の転職だったため、今後の事も考えてきちんと条件にあった会社を選んだほうが良いとアドバイスをいただきました。こちらの話をきちんと聞いてくれた上でアドバイスを頂けたので嫌な気分をすることなくスムーズに転職活動を行うことができました。
東証プライム上場「日本調剤グループ」の転職支援ファルマスタッフ
ファルマスタッフのおすすめポイント3つ
- 全国トップクラスの拠点数を誇り、地域密着のサポートをしてくれる
- 日本調剤の教育サポートを受けてスキルアップ・キャリアアップが可能
- 派遣薬剤師の求人数が業界最大級!
求人数 | 42,392件 |
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相談方法 | 対面 |
対応雇用形態 | 正社員・パート・派遣 |
運営会社 | 株式会社メディカルリソース |
このエージェントの強み
ファルマスタッフは、大手調剤薬局の日本調剤を親会社に持つ転職エージェントです。だからこそ調剤薬局業界とのパイプが太く、調剤薬局に転職を考えている薬剤師なら登録しておきたい転職エージェントといえるでしょう。
全国トップクラスの拠点数を誇り、地域密着のサポートをしてくれるのも大きな特徴です。
また、求職者と直接会って面談をすることで転職後のミスマッチを減らすことができ、企業からも絶大な信頼を得ています。 その結果「ファルマスタッフさんなら…」とほかの転職エージェントよりも良い条件で求人が集まるのです。
生の声をご紹介!「ファルマスタッフ」の口コミ評判
【30代】女性
- 総合評価
- 4
調剤薬局の求人を細かく紹介してくれました
運営会社が調剤薬局グループなだけあって、薬局の求人はとても細かく見ているなと感じました。もともと調剤薬局希望だったので、そこの点も含めエージェントとの相性が良かったです。
エムスリーグループのコネクションを活かした求人紹介薬キャリエージェント
薬キャリエージェントのおすすめポイント3つ
- 電話・メールのみのコミュニケーションで最短3日のスピード転職も可能
- エムスリーグループのコネクションを生かして病院・製薬企業の求人を多数保有
- 両面型コンサルタントのサポートで転職のミスマッチが起きづらい
求人数 | 30,734件 |
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相談方法 | 電話 |
対応雇用形態 | 正社員・パート・派遣 |
運営会社 | エムスリーキャリア株式会社 |
このエージェントの強み
薬キャリエージェントは「m3.com」を運営するエムスリーグループであるため、病院や製薬会社など医療現場と太いパイプを持っています。もし気になる病院や製薬会社が求人を出していないとしても、薬キャリエージェントのコンサルタントが直接電話をして求人の有無を確認してくれます。
また求職者対応を電話(メール)に絞ることで効率的な転職サポートを徹底していることも大きな特徴です。最短3日での転職実績もあるので、「今すぐ転職したい!」という方にはおすすめできる転職エージェントです。
生の声をご紹介!「薬キャリエージェント」の口コミ評判
【40代】女性
- 総合評価
- 4
レスポンスが速すぎてびっくりしました
新しい情報が入った時にはすぐに連絡くれました。こちら彼連絡してもレスポンスが早いのでストレスなく臨めました。早すぎてこちらが困るくらいでしたが、情報量が多いことが売りみたいで、なんでも答えてくれました。
1都3県に特化した新しいエージェントJob Buddy(ジョブバディ)
ジョブバディのおすすめポイント3つ
- 1都3県のみの転職に特化。掲載企業は必ず訪問調査し、職場の内部情報に詳しい
- 全ての面接・面談に同行し、給与アップなどの勤務条件交渉も実施
- 転職後も6ヶ月間の入職後フォロー付きでサポートが手厚い
求人数 | 非公開 |
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相談方法 | 対面 |
対応雇用形態 | 正社員 |
運営会社 | 株式会社スタイル・エッジCAREER |
このエージェントの強み
Job Buddy(ジョブバディ)は求職者に徹底的に寄り添った転職を目指している、1都3特に特化した転職エージェントです。一番の特徴は求職者のニーズを徹底的にくみ取り、勤務条件交渉も代理で行ってくれる点です。
またコンサルタントがすべての職場に足を運んでいるので、職場の人間関係や雰囲気なども詳しく把握しており、転職の相談から面接、転職後のサポートまでトータルでサポートをしてくれます。
1都3県への転職を希望し、自分に合った転職先を慎重に選びたい薬剤師の方にはおすすめです。
非公開求人が多数!リクナビ薬剤師
リクナビ薬剤師のおすすめポイント3つ
- 運営会社がリクルートグループなので大手企業とのパイプも太い
- 保有求人のうち75%が好条件な非公開求人
- 長年培った人材紹介ノウハウを生かした丁寧なヒアリングに定評あり
求人数 | 14,079件 |
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相談方法 | 電話 |
対応雇用形態 | 正社員・パート |
運営会社 | 株式会社リクルートメディカルキャリア |
このエージェントの強み
リクナビ薬剤師は大手人材紹介会社のリクルートが運営しているため、多様な企業とのつながりを持っています。中でも特にドラッグストアの求人を数多く保有しており、ドラッグストアへの転職を希望されている方は欠かせないエージェントといえるでしょう。
またリクナビ薬剤師が保有する非公開求人には、好条件の求人が多いことで有名です。登録するとほかのエージェントでは紹介してくれないような「お宝求人」が見つかるかもしれません。
生の声をご紹介!「リクナビ薬剤師」の口コミ評判
【20代】女性
- 総合評価
3.5
丁寧にヒアリングしてもらえたので、安心して転職できました
登録後の電話面談でこれまでどういう働き方をしていて、これからはどう働きたいのかなどかなり真剣にお話を聞いてくださいました。コンサルタントの方の経験談なども交えてお話をしてくれましたので、納得感のある意思決定ができたと感じています。
4.薬剤師転職エージェント以外の相談相手は?
転職エージェント以外で、薬剤師の悩みを相談できる相手は下記のとおりです。
- 各地域の薬剤師会
- 友人・先輩などの薬剤師
各地域の薬剤師会
薬剤師が悩みを相談する先として、各地域の薬剤師会が挙げられます。
サービス内容は薬剤師会ごとにさまざまですが、管轄エリアの仕事探しをサポートしてくれます。注意点は、転職相談のサポート自体を提供していない地域がある点です。
また、求人を紹介してもらうとしても企業名や応募資格などの情報のみで、仲介までは対応していないケースがほとんどです。その場合は求職者みずから応募しなければなりません。
そのため薬剤師会への相談は転職のコツを知っていて、面接まで一人でこなせる方におすすめの方法です。
ちなみに薬剤師会は各都道府県をはじめ、各市区町村にもあります。自身の自治体の薬剤師会はどうなっているのか、まずはリサーチしてみましょう。
友人・先輩などの薬剤師
もう一つの薬剤師が悩みを相談する先として、友人・先輩などの薬剤師が挙げられます。
気楽に話せますし、詳しい体験談が聞けるでしょう。特に実体験である退職理由などは、かなり参考になるはず。
自身が転職する際のイメージも、よりリアルに感じられ、転職のイメージがつかめない転職初心者の方にはおすすめの相談相手です。
一方で、友人や先輩は転職のプロではないので、自分の悩みが解消できるとはかぎりません。どうしても主観による意見になってしまい、客観的な意見はあまり期待できません。
また仕事仲間や先輩に相談すると、転職を考えていることがバレてしまい、働きづらくなってしまったり、居心地が悪くなってしまったりしまう可能性があります。
5.薬剤師転職エージェントと相談しながら転職する際の流れ
ここでは、それぞれの段階で注意すべき点について紹介します。
登録
転職エージェントを利用するにはまず転職サイトに登録しましょう。転職サイトにはそれぞれ強みや特徴があるので、あなたに適したサイト選びをすることが重要です。
比較のためにも、自分に合いそうな転職サイトに複数登録しましょう。初めて転職エージェントを利用する際は求人数が多い転職サイトへの登録がおすすめです。
転職サイトに登録しすぎると多くの連絡が来てしますので、登録のしすぎには注意です。
登録自体は1分程度で終わります。
面談(求人紹介)
転職サイトへの登録が完了すると、最短で翌日に転職エージェントから連絡が来ます。
面談は主に、電話と対面の二種類から選択できます。
希望のスピードで転職を進めるためにも、転職エージェントに転職希望時期を伝えるいことも大切です。
また円満退社のために、何日前までに退職の意思を伝達する必要があるか、この段階で確認するようにしましょう。
応募・面接
いよいよ、応募の段階です。
初めての転職で面接に緊張する人も多いと思います。転職エージェントには、採用面接に同行してくれるサービスも存在するので是非利用しましょう。
特に面接が不安な方は、事前に面接同行が可能な転職エージェントを選ぶことをおすすめします。
内定・条件交渉
無事に選考を通過して内定が出ても、それで終わりではありません。「この条件よりも、もっと良い条件で働きたいな」という思いもあるかもしれません。
そんなときは転職エージェントにそのまま伝えてみましょう。あなたの代わりに、企業と条件交渉してくれます。
転職エージェントは、内定後もしっかりフォローしてくれる頼れる存在なのです。
退職交渉
最後に退職交渉です。
転職の失敗で多いものとして、円満に退職できなかったことが挙げられます。
早い段階から、退職のために必要なことを確認して円満に退職できるようにしましょう。
また、転職エージェントは退職のサポートもしてくれます。
もし、退職に不安がある場合は転職エージェントに相談してみましょう。
6.薬剤師のための転職相談会がおすすめの薬剤師と注意点
転職相談会がおすすめの薬剤師
転職相談会がおすすめの薬剤師は以下のとおりです。
- 週末しか時間が取れない人
- 具体的な転職時期は決まっていないが、情報は集めたい人
- 転職サイトに登録する気はないが、履歴書の添削と面接のアドバイスが欲しい人
- そもそも転職すべきか悩んでいる人
転職相談会は、転職先の紹介より転職の悩みを解決するのが目的なので、悩みを解決するには良い機会でしょう。また、後から電話などで転職を促されることも無いので、転職するかどうかを悩んでいる場合には転職相談会はおすすめです。
全国各地で、平日のみでなく土日も開催されているので、平日に休みがない薬剤師も参加可能です。オンラインでも開催されています。
転職相談会は、30分から2時間の面談を通して、将来のキャリアについて考える良い機会です。転職をせかされることもないため、転職のタイミングをうかがっている人や、薬剤師の転職に関する情報のみ集めたい人にもおすすめです。
履歴書の添削や面接アドバイスもしてくれるので、転職サイトに登録せず転職しようと考えている人も参加してみると良いでしょう。
薬剤師のための転職相談会の注意点
転職相談会はメリットが多い分注意も必要です。注意すべき点は、以下の2点です。
- 担当者の知識が浅く、満足できないことも
- 時間に制限がある
実は転職相談会に参加する薬剤師は2,3人と少ないことが多いです。
また、相談相手となる担当者は知識が浅い場合もあり、満足いく相談ができないこともあります。
転職相談会は相談時間に制限があり、悩みが解決しない場合があるので転職エージェントの利用がおすすめです。
<ココファーマとは>
仕事に悩む薬剤師のみなさまに向け、理想的な転職・復職・キャリアチェンジを実現するためのサポートをしているメディアです。
アンケートやインタビュー調査、現役キャリアコンサルタントを通した業界調査、現役薬剤師ライターによる記事制作を通じて、薬剤師の転職に関する「正しく、役に立つ情報」をお届けしていきます。
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