薬剤師転職ガイド|希望の職場に出会う3つのコツと最新採用トレンド

「今より条件の職場で働きたい!」「でも転職となるとためらってしまう…」
そんなモヤモヤを抱えながら、なんとなく今の職場で働き続けている薬剤師はいませんか?

薬剤師の転職ハードルは決して高くありません。少しやる気を出すだけでずっと条件の良い職場で働けるのです。

この記事では、転職成功のためのヒントや、最新の採用トレンドを余すことなく紹介しています。

「これなら自分も転職ができるかも!」という前向きな気持ちになれるはずです。ぜひ最後までお読みください。

薬剤師の転職を最新採用トレンドから分析

薬剤師は売り手市場!好条件で転職できるチャンスは今

2003年以降、全国で多くの薬学部が新設され、新卒薬剤師が毎年約8,000人誕生しています。これだけの人数の薬剤師が誕生しているとなると「薬剤師が余って、私の仕事がなくなってしまうのでは?」と心配になりますよね。

そこは安心して大丈夫です。薬剤師の数の増加よりも、薬剤師の求人、つまり需要の増加の方が上回っているのです。だからこそ依然として薬剤師の売り手市場は続いています。

実際、一般的な職業の求人倍率が1.37倍なのに対し、薬剤師の求人倍率は10.5倍という驚くべき数字を誇っています。つまり薬剤師1人に対して、10件以上も求人があるということです。いわば「選び放題」とも言える状況が続いているので、転職の際はかなり多くの選択肢の中から職場を選ぶことができるのです。

いかに薬剤師が転職に有利な職業であるか、ご理解いただけたと思います。

薬剤師の売り手市場が続く理由

薬剤師が増え続けているのに売り手市場が続く理由を、もう少し詳しく掘り下げてみましょう。

いまだ人材不足が続く理由としては、以下の2点が挙げられます。

  • 薬局・ドラッグストアの営業時間延長
  • 薬局数の増加

薬局やドラッグストアの営業時間延長

かかりつけ薬局のニーズが高まり、24時間体制の薬局が増えています。それに伴って企業としては夜間に働ける薬剤師の確保が急務となっています。

たとえば業界大手のウエルシア薬局では100店舗以上が24時間営業となっています。ほかにもマツモトキヨシやツルハドラッグでも24時間営業店舗を増やしています。

薬局数の増加

高齢化にともなって医療インフラのさらなる整備が求められ、薬局の新規出店が増えています。実際に過去5年間の薬局数の推移を見てみても、薬局は増加する一方だということがわかります。(厚生労働省のデータより)

【薬局数の推移】

年数
薬局数
2013年 57,071
2014年 57,784
2015年 58,326
2016年 58,326
2017年 58,678
2018年 59,138

薬局が増えれば、もちろん薬剤師の数も必然的に増えていきます。
また病院の病床数増加や在宅医療の需要が伸びれば、薬剤師は今以上に必要な存在になっていくのです。

だからこそ、今は薬剤師が転職しやすく、なおかつ好条件の求人を選べる時代なのです。

特に「やる気のある第二新卒にあたる20代の薬剤師」や「即戦力としての活躍が期待できる30~40代の薬剤師」は需要が高く、好条件で転職できる可能性が非常に高いです。

【注意】転職をすれば必ず条件が良くなる…わけではない?


薬剤師は好条件での転職が可能な職業です。しかし、それは「絶対」ではありません。
なかには「転職しなければよかった…」と後悔している薬剤師がいるのも事実です。そんな転職失敗談を紹介します。

「転職で昇給すると思っていたのに…」 (30代男性)

給与額に不満があったため、「昇給できる職場」を条件に転職先を探していました。そんなとき目についたのが「昇給は年に2回、ボーナスあり、そして成果次第では昇格もあり、店舗管理もまかせます」という条件の調剤薬局でした。

さらに本社勤務で役員付まで可能、ということで、一気にテンションが上がり、応募したのです。

そして無事内定をもらえたのですが…。
昇給があることは事実なのですが、お小遣いにもならない低い昇給額で驚きました。

さらに、休みが不定期でプライベートの約束も取りづらく、交友関係に支障が出てしまいました。

サービス残業も多く、店を閉めたあとも会計の集約や医薬品の在庫確認など雑務が残るので、毎日のように遅くまで残業しなければなりません。

「あれ、ひょっとして転職に失敗した?」と気づいたときには後の祭りでした。

いかがでしたか。これは実際にあった話です。絶対にこんな思いはしたくないですよね。

そのためには、「転職におけるコツ」を押さえる必要があります。くわしく紹介していきましょう。

薬剤師が希望を満たす転職をするためのコツ3つ

希望の条件で転職をするためには、3つのコツがあります。それぞれ見ていきましょう。

【コツ1】転職の希望条件を整理する

転職をする前に、譲れない条件は何なのかを整理して優先順位を付けましょう。

薬剤師の転職失敗談としてありがちなのが「待遇に不満があったので給料の良い職場に転職したものの、今度は人間関係が最悪で困っている…」といったケースです。

たとえ第一希望をかなえられたとしてもそれ以外の不満が出てきたら転職に成功したとは言えませんよね。そうならないためには第一希望だけでなく、自分が希望する条件をすべて洗い出す必要があるのです。

そうすることで転職後のギャップは最小限に抑えられるはずです。

【薬剤師の希望条件チェック表】

よくある希望条件
チェックすること
優先順位

給与を上げたい どれくらい年収をあげたいのか?
残業時間を減らしたい どれくらい残業時間を減らしたいのか?
人間関係を改善したい 現在いやだと感じているところはどこか?
スキルアップしたい どのようなスキルを伸ばしたいのか?

【コツ2】薬剤師専門の転職サイトを利用する

気になる求人が見つかったとしても、それが希望通りの職場なのかどうかは求人情報だけでは判断できません。

その職場が実際にどのような雰囲気で、どのような働き方をするのかを独自に調べる「職場のリサーチ」が必要になるのです。しかし働きながらの転職活動だとリサーチに時間はかけられません。

そこでおすすめなのが「転職サイト」の利用です。

転職サイトに登録すると、転職のプロであるコンサルタントが専属の担当としてサポートしてくれます。

コンサルタントは実際に求人を出している企業や医療機関に訪問しているので「人間関係」や「職場の雰囲気」などを肌で感じています。それを求職者に教えてくれるのです。特に人間関係や職場の雰囲気が原因で仕事を辞めたいと思っている薬剤師にとっては有益な情報になるはずです。これ以上効率的なリサーチ方法はありません。

ほかにも転職サイトを利用すれば、自分に代わって希望に近い求人を探してくれます。面接対策や応募書類の書き方までサポートしてくれるので、希望通りの転職を果たすためにはコンサルタントの力は必須といえるでしょう。

【コツ3】転職の希望条件は妥協しない

妥協して転職をしてしまうと満足のいく転職はできません。妥協した点がネックになり、転職を繰り返してしまうことになるでしょう。

よくあるのが「ちょっと理想が高すぎるかな…」と遠慮して転職コンサルタントに伝えられなかったケースです。伝えたとしても、コンサルタントから「その条件で転職するのは厳しいです」と言われ、すぐにあきらめてしまうケースも多いようです。

「理想が高いかな」と思っても、一旦すべての希望条件をコンサルタントに伝えましょう。頭ごなしに「そのような条件の求人はありません」の一点張りで、条件の妥協を求めてくるようであれば良いコンサルタントとはいえません。

有能なコンサルタントであれば、どうすれば希望を満たすことができるのかを一緒に考えてくれます。否定しかしないコンサルタントが担当になってしまった場合は担当を変えてもらい、希望条件をかなえられるようにしましょう。

希望条件を満たすための薬剤師転職サイトの選び方

すでにお伝えした通り、希望通りの職場に転職するためには転職サイトの利用が不可欠です。

ここでは複数存在する転職サイトを比較し、選び方も紹介します。自分にピッタリの転職サイトが決まるはずです。

薬剤師転職サイトは3つのポイントで選ぶ

転職を成功させるためには以下3つのポイントで転職サイトを比較しましょう。

  • 保有している求人数
  • 面談方法(対面・電話)
  • フォローの充実度

特に重視したいのは「やり取りの方法」です。

転職サイトによって、求職者と「電話で連絡を取る」場合と、「対面による面談」の2種類があります。

対面面談の一番のメリットは、「求人紹介先の悪い情報も教えてもらえる」ということです。エージェントも人間なので、相手の顔が見えない電話では無難な回答で済ませたがるものです。

「ここだけの話A薬局は離職率が高くて…」「実はB薬局はお局薬剤師がいて人間関係が…」といった求職者が本当に知りたい情報を知りたいなら対面面談の転職サイトを選ぶべきです。

転職は人生を左右する大事なイベントです。急ぎの転職でない限り「対面」で転職相談することをおすすめします。

[一目でわかる]転職サイト比較表

     

おすすめの転職サイト 求人数 面談方法 フォローの充実度
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  • 圧倒的な求人数を保有しているため、駅チカ家チカ要望に対応可能
  • 全国14か所に支店があり地方でも対面面談を実施
  • 履歴書の添削や面接同行・給与交渉などのトータルサポートに自信

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  • 年収700万円・時給4000円以上の高収入求人が毎日更新
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※2018年10月現在。ココファーマ調べ。

転職サイトの特徴をさらに詳しく知りたい方は「薬剤師の転職サイト16社徹底比較!2018年版おすすめランキング」の記事をご覧ください。

【コラム】薬剤師の転職市場は今後どうなる?

薬剤師が買い手市場になる可能性は?

薬剤師の現在の転職市場についてお話をしてきましたが、ここでは少し未来の話をしたいと思います。

前述の通り薬剤師の転職は「売り手市場」が続いています。だからといって安心しすぎてはいけません。将来的に、薬剤師が不利になり企業側が優位となる「買い手市場」になる時が来るかもしれないのです。

実際、「薬剤師育成カリキュラムの改善」「大学の国家試験対策」「山口県に薬学部新設」など薬剤師不足を解消するための動きもあります。

また薬局の新規出店も上限があり、需要が増え続けるわけではありません。

信じられないかもしれませんが、買い手市場になる可能性も否定できないのです。そうなった場合、薬剤師という資格を持っていても条件をアップすることはおろか、転職すること自体も難しくなっていきます。

買い手市場で生き残るには、自身の市場価値を高めることが大切

今後薬剤師の買い手市場が定着してしまった場合、スムーズに転職ができる薬剤師と何度面接を受けても内定をもらえない薬剤師ははっきり分かれるでしょう。その違いはどこにあるのでしょうか?ポイントは薬剤師としての市場価値です。

買い手市場でも生き残る市場価値の高い薬剤師になるためには、自分の強みを見つけて専門スキルを深めることが重要です。調剤の知識だけでなく「プラスアルファのスキルや知識」が市場価値につながっていくのです。

では、具体的にどのようなプラスアルファが求められるのでしょうか?

市場価値の高い薬剤師になるために必要なこと

市場価値の高い薬剤師になるために、今後求められるのは以下の2つです。

  • コミュニケーションスキル
  • マネジメントスキル

在宅医療やかかりつけ薬剤師の取り組みが広がるなか、薬剤師が活躍するには患者や医療関係者との円滑なコミュニケーションがカギになるのです。

患者さんの話を聞く傾聴力、情報を引き出す雑談力、そして相手のニーズを的確にとらえた提案力…あなたは自信がありますか?

またマネジメント能力は今後も重宝されるでしょう。より広い視点で物事を考え、上手に組織をまとめられる薬剤師は現在でも不足しています。新人教育や周りの人を働きやすくさせることができる有能な管理職になれば、年収1000万円も夢ではありません。

「調剤さえしていればOK」という気持ちでは、今後生き残れない時代が来るかもしれないのです。

薬剤師転職なんでもQ&A

ここからは転職が初めての薬剤師が疑問に思うポイントをQ&A形式で解説していきます。

【Q1】薬剤師の転職の流れは?何から始めればいいの?

転職活動の一連の流れをまとめました。転職サイトに登録してから働き始めるまでのイメージをつかんでください。

薬剤師転職サイトの担当者と面談

転職サイトに登録するとコンサルタントから電話がかかってきます。面談や電話を通じてキャリアの棚卸しや希望条件のヒアリングなどが行なわれます。

求人紹介

コンサルタントから希望条件に合いそうな求人をいくつか紹介してもらえます。遠慮なく自分の希望を伝えましょう。

書類作成・応募

希望条件に合いそうな求人があれば、履歴書を用意し、コンサルタントを通じて応募します。企業を比較するためにも、同時期に複数の企業に応募しておきましょう。

書類選考・面接

面接では志望動機やこれまでの経験を聞かれますので、コンサルタントから事前にアドバイスをもらっておきましょう。薬局やドラッグストアの場合、面接は1〜2回行なわれます。

内定・条件交渉

面接後、3〜7日で合否の連絡が来ます。内定をもらったけれど条件に不満がある、という場合はコンサルタントに条件を交渉してもらいましょう。

退職調整・新しい職場で働く

内定を承諾した後は現職の引継ぎをし、いよいよ新しい職場で働きます。

【Q2】円満退職をするにはどうすればいい?

売り手市場の今、薬剤師は退職時に引き止めにあうことが多く、中にはトラブルに発展してしまうケースもあるようです。トラブルなくスムーズに円満退社をするためには以下の対策が有効です。

退職1か月半前には職場に伝える

民法上は2週間前までに退職を申し出ればよいのですが、後任の薬剤師への引継ぎを考えると1か月半前には伝えておくのがベターです。連絡が遅くなればなるほど後任の関係で円満に退職できなくなる可能性が高まります。

退職の理由は本音を言わない

たとえば「年収が低いから辞めます」と本音を伝えてしまうと、年収を上げるから辞めないでくれ、と食い下がられる可能性もあります。無難に「キャリアの幅を広げたいので」と伝えましょう。

【Q3】転職回数は採用に関係ない?

現在は売り手市場であるため、2~3回までの転職ならば採用に響くことはありません。またそれ以上転職をしている人でも転職できる方法は存在します。
詳しく知りたい方は、「転職回数の多い薬剤師は転職に有利?ピンチをチャンスに変える方法!」をご覧ください。

【Q4】転職におすすめの時期はある?

〇月が一番いいというような理想の転職時期はなく、どの時期でも基本的には条件に変わりはありません。
詳しくは、「薬剤師の転職時期に最適はある?時期関係なく魅力的な求人を探す裏技」をご覧下さい。

【Q5】転職で失敗するケースってどんなケース?

薬剤師が転職に失敗するケースとして、主に3つ挙げられます。

  • 選択肢が少なくて、条件を妥協したケース
  • 転職後のギャップに悩まされるケース
  • 転職を急ぎすぎたケース

「転職に失敗した薬剤師へ|もう後悔しない、転職を成功させるヒント」では転職に失敗しない方法を紹介しています。「転職に絶対失敗したくない!」という方は併せてご覧ください。

【転職初心者におすすめ】薬剤師転職サイト

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