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『すべての人にやさしい薬局でありたい』すずらん薬局の挑戦

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広島市内で15店舗の薬局を展開するすずらん薬局グループ。「すべての人にやさしい薬局でありたい」を企業理念として掲げる同薬局に迫る。

海外からの観光客や外国人実習生、日本で就労する外国籍の人が増え続けている今。至るところで外国語でのコミュニケーションが必要となっている。接客業や観光産業だけでなく、病院や薬局などの医療業界も例外ではない。

しかし、多言語に対応する薬局は多くはないのが現状だ。

そういったなか、多言語に対応する薬局がある。すずらん薬局だ。広島で複数の薬局を展開する同薬局では、英語だけでなく、中国語や韓国語、ポルトガル語などに対応する。

多言語の薬情や薬袋なども用意されているため、安全に薬を処方してもらえると外国籍の患者が数多く訪れている。

※当サイトは口コミの一部を掲載しています。

この記事に書いてあること

「すべての人にやさしい薬局でありたい」

「もともと当社では、『すべての人にやさしい薬局でありたい』という企業理念を掲げています。だから外国籍の方にもやさしい薬局でありたかったんです」と話すのは、採用担当の中原拓也(なかはら・たくや)さん。

この企業理念のもと、すずらん薬局では在宅医療にも力を入れている。

「当社では、20年以上前から在宅医療への取り組みを行っています。医師の往診同行から始まり、現在では広島市全域をカバーできるよう在宅医療拠点薬局を開局。また、市内でいち早く無菌調剤室を設置。患者さまが安心して在宅療養できるように、高カロリー栄養輸液や医療用麻薬などの無菌調剤も行っています」

それまで広島市の調剤薬局に無菌調剤室はなく、末期患者の「自宅で過ごしたい」という願いをかなえることが難しかった。

「『地域社会全体を見渡したときに、何が不足していて我々にできることはないか』という視点で、常にアンテナを張り続けているのが当社の特徴です」

他にも、末期がんの疼痛(とうつう)コントロールをするための持続皮下注射を行えるPCA付きシリンジポンプなどが高価で買えない状況を目の当たりにし、薬局で5台購入して医師へレンタルサービスも開始。また、医療機関や訪問看護ステーションなどで余剰在庫になりやすい医療衛生材料も薬局で厳選したものを購入し、分割販売を行っている。

積極的に地域の課題解決に取り組む

「ただ薬局で患者さまを待つだけではなく、自ら地域に出ていくことでリアルな課題が見つかりやすくなります。見つけた課題に対して、当社にできることは率先して行動に移す。それを繰り返すことで、地域社会の健康と福祉は確実に向上していくと信じています」

地域社会の問題や医療費抑制につながることであれば、たとえ短期的に利益につながらなくても積極的に取り組む。ここまで地域社会のために行動できる薬局は、多くないだろう。

また近年、健康サポート活動の一環で健康教室を開催する薬局が増えているが、すずらん薬局の健康サポートは、さらにその先を行く。

「一般的な健康指導教室の場合、医療従事者の私たちが教室を開き、健康についてお話ししますよね。そして受講した方々は、『ためになった。勉強になった』と満足して帰られていきます。しかし、これでは実際にどの程度の効果があったのかエビデンスが残らないんですよ」

そこで、すずらん薬局では、参加者に3ヶ月に一度のペースで受講してもらう継続的な健康教室を開催。一度で終わらず、継続して指導・健康測定を行うことで、健康教室の効果を視覚化できるようにした。その結果、受講者全員の健康状態が改善、または現状維持というデータを得た。

こうした取り組みは、これから先、日本が直面するであろう医療費増加の解決にもつながるという。

「当社の店舗がある安芸高田市は、高齢化が急速に進んでいる地域。今後、医療費が膨れ上がり、市の財政を圧迫することが予想されます。特に糖尿病は、治療が長期化すること、医療費が高額になることから早急な対策が必要です。糖尿病を発症した場合、症状が進行していくと透析が行われます。この透析には、年間500~600万の医療費がかかる。つまり10人発症すれば、6000万の費用がかかる計算になるんです」

人の生涯に寄り添える薬局を目指して

安芸高田市からの委託事業で、当社は2015年から糖尿病予防教室に取り組んでいます。糖尿病のリスクがあり、なおかつ特定保健指導を受講していない方の中から希望者を対象に、当社の糖尿病療養指導士の資格を持つ薬剤師・管理栄養士が指導を行います。

「1年間指導を行った後、2年にわたる経過観察をするのですが、その結果、この当社が介入した16名の方全員が糖尿病を発症しなかったのに対して、案内は受けたが受講しなかった63名からは2人糖尿病発症者が出てしまいました」

薬局薬剤師の健康サポートが医療費抑制に効果を発揮することを証明できれば、薬剤師の新たな職能につながるのではないかと中原さんは続ける。すずらん薬局は、従来の薬剤師や薬局の在り方も変えていきたいという。

「当社では、薬局を体調を崩してから訪れる場所ではなく、元気なときからふらっと相談に立ち寄れる場所にしていきたいと考えています。健康なときから緩和ケアまで皆さまの生涯に寄り添える薬局を作っていきたいんです」

「当社のメンバーは、薬剤師の一人一人が『すべての人にやさしい薬局でありたい』という理念に沿った行動を取れているかを常に考えています。たとえ利益につながらないことでも、「それはいいことだね」と思えることは率先して取り組む。粋な仕事をしていきたいんです」

実際に障害がある患者へのサービスも多様だ。どれも薬局の費用負担になるものの、企業理念に沿ったすばらしいものばかり。

視覚障害のある人には、帰宅後にもわかりやすいよう薬袋に点字シールを貼ったり、全ての薬情に携帯端末で読み取ると内容を音声で伝えられる二次元バーコードを印字。薬の情報をいつでも取得できるようにしている。

そして聴覚障害のある人のカウンセリング時には、筆談や音声文字変換サービスの活用、また、タブレット端末を使用して手話通訳のコールセンターと接続し、リアルタイムでコミュニケーションを取れるようにしているという。

こうした患者の一人一人の不安にていねいに寄り添うすずらん薬局には、「ここで働きたい」と志望する薬剤師が増えている状況だ。実際に就職した薬剤師の満足度も高く、入社4年目の高見 学さんも「入社して本当に良かった」と笑顔で話す。

「僕は、MRから転職して中途入社しています。入社の決め手は、すずらん薬局が在宅医療や地域活動に力を入れていること、そして理念と実際に行っている取り組みが一致していることです。『すべての人にやさしい薬局でありたい』という企業理念を掲げ、ここまで行動に移している薬局は全国的に見ても少ないでしょう。

実際に入社して感じたのは、薬剤師としても人としても成長できる環境が整っていること。
自分が『こういうことをやりたい』といったとき、経営理念に沿っていれば、利益にならないことでも背中を押してもらえます。『すべての人にやさしい薬局でありたい』が局内の判断基準になっているんです。

同僚にやさしい人がそろっているのも当社の魅力です。『すべての人にやさしい薬局でありたい』というのは、患者さんや地域住民の方だけでなく、同僚に対してもそう。誰かが困ってるときには、『何かしてあげたい』と率先して行動しているので、働きやすさを感じますね」

すずらん薬局では、新卒・中途採用を行っています。在宅医療に興味のある方や、すずらん薬局の理念に共感した方は、ぜひ連絡してみてはいかがでしょうか。随時、会社見学も受付中です。

詳細はこちら|公式HPへ

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