人間関係に悩み転職したい薬剤師必見! 悪い職場を見極める方法3選

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「人間関係に悩んでる私が転職してもいいのかな」「転職したら人間関係は改善されるのかな」
この記事では職場での人間関係に悩んだことがある人にインタビューをし、人間関係の悪い職場の特徴をまとめています。
また転職時に人間関係で失敗しないための方法もご紹介していますので、ぜひ最後までお読みください。
※当サイトは口コミの一部を掲載しています。
この記事に書いてあること
「人間関係」が理由で転職する薬剤師は多い?
知っていましたか? 人間関係が理由で転職する薬剤師はかなり多いのです。
まずは、実際に人間関係に悩む薬剤師の実態を見ていきましょう。
人間関係が理由で転職するのは普通のこと
職場の人間関係で悩んでいると、気持ちが落ち込んで仕事に行くのが憂うつになるものです。ふと「仕事を辞めたい…」という思いが頭によぎる一方で、「こんなことで転職を考えるなんてダメだ…」と自分を責めてしまう方もいるのでは?
しかし人間関係で悩むのはあなただけではありません。
下のグラフをご覧ください。薬剤師の転職支援企業が行った「転職理由」についての調査結果です。
※ネグジット総研2018年調べ
「職場の人間関係」は転職理由の第3位。転職した薬剤師の約30%が、上司や同僚との関係に悩んで転職を決断しています。
この数字からわかるとおり、人間関係はよくある退職理由なのです。必要以上に「辞めるなんて甘えだ」「自分が我慢すればいい」と一人で抱え込み、ストレスを増やすことはありません。
環境を変えるのが、ベストな選択肢になる場合もあります。
また薬剤師は患者と向き合い、地域住民の健康をサポートするのが仕事です。職場の人間関係が悪化したために、薬剤師としての仕事がままならないのでは本末転倒。気持ちを切り替えて、自分の能力を発揮できる職場を探しましょう。
【職場別】薬剤師に聞いた「人間関係が悪い職場」の特徴
次に、人間関係が悪い職場の特徴を「調剤薬局」「ドラッグストア」「病院」それぞれ分けて説明します。
人間関係が悪い調剤薬局の特徴と体験談
調剤薬局の仕事は、狭い調剤室で過ごす時間が大半です。閉鎖的な空間で同じメンバーと顔をつき合わせていると、人間関係が悪化した場合、逃げ場がなくなり精神的にも追い込まれてしまいますよね。
特に業務量に対して人数が足りていない調剤薬局は、余裕なく仕事をしているため雰囲気が悪くなりがちです。緊張感が張り詰めた職場は雰囲気もピリピリ。他の薬剤師のささいなミスさえ許せなくなり、人間関係をさらに悪化させるかもしれません。
さらに雰囲気を悪化させる要因として、店舗責任者である管理薬剤師の存在もあるでしょう。
「挨拶しても無視する」「理不尽に怒る」など、管理薬剤師に癖があると、たとえ自分がターゲットでなくともギスギスした窮屈な職場になりますよね。
相談できる上司や同僚がいれば、まだ改善の余地はあるでしょう。一人で抱えこんでしまうと、状況はますますひどくなる一方です。
実際、調剤薬局で人間関係に悩んだ薬剤師の体験談を紹介します。
20代女性
新卒で入った薬局の話ですが、管理薬剤師がとても厳しい人でした。
入ったばかりでシステムに手間取っていると冷たく指摘されたり、面倒な仕事はすべて丸投げされます。
職場に笑顔はなく、一度も感謝の言葉や褒められるといったことはありませんでした。
エリアマネージャーに相談するも「好きでやっているわけではないから」となだめられてしまうだけ。
「人間関係で辞めてもいいのかな」「次の職場でもうまくいかなかったらどうしよう」など不安はありましたが、決心して転職をしたところ、人間関係が格段に良い調剤薬局に転職することができました。
人間関係が悪いドラッグストアの特徴と体験談
ドラッグストアは「医薬品や化粧品、生活雑貨品などを取り扱うお店」という位置づけのため、一緒に働く店長やパートは薬剤師ではありません。 薬剤師の仕事についての理解度も低く、場合によっては理不尽な要求をされるケースもあります。
さらに薬剤師の業務外の仕事を振られることもしばしば。医薬品以外の商品陳列や在庫管理、接客など、業務量が多くなりがちです。
薬剤師が自分だけだと気持ちをわかってくれる同僚もおらず、さらに孤立することも考えられます。人間関係が良くなる材料が見つからなければ、薬剤師の仕事を理解してくれる職場へ移るのも一案でしょう。
30代女性
店長が薬剤師ではないので業務に理解がなかったうえ、長く働かれているパートは性格に癖があり、人間関係がうまくいきませんでした。
店長から呼び出されて半日説教をされたり「お前は仕事ができないから転職しても他ではやっていけない」と言われたりして自信を失っていました。
さらにパートの方からはヒステリックに叫ばれたり、皆が読む社員ノートで説教をされたりしました。
最終的には店内で起きた盗難事件を自分のせいにされそうになったことがきっかけで転職しました。転職先の調剤薬局では前職ほど人間関係が悪化することがなく、安心しています。
人間関係が悪い病院の特徴と体験談
「チーム医療」の一員である病院薬剤師は、医師や看護師との関係が悪化してしまう場合があります。
医師の決定権が強いのはしかたのないことですが、場合によっては看護師とうまくいかず、本来の仕事がしづらいと転職する薬剤師も多いようです。
特に病院の規模に対して医療従事者や薬剤師が少ない場合、一人ひとりの担当量が多く余裕がありません。失敗が許されないという緊張感のもと、心身ともに疲弊していれば、人を思いやる気持ちが希薄になってもしかたがないのかもしれません。
そういった背景も、人間関係の悪化を招いているといえます。
しかし病院では基本的に同じメンバーと仕事をするので、相談できる同僚や上司がいないと改善も望めません。他の部署との連携も悪くなり、患者への影響も懸念されるでしょう。
病院薬剤師は「地域医療を支えたい!」といった志が強い分、我慢して仕事を続けてしまいがちです。
しかし広い視野をもって今の自分の立ち位置が確認できれば、転職という選択肢も見えてくるでしょう。
30代男性
私の働いていた病院では、年上薬剤師・他の医療従事者と人間関係がうまくいきませんでした。
年上薬剤師には自分がした仕事に対して「私ならこんなやり方はしないけど」といちゃもんをつけられます。
また看護師からは薬剤師の存在自体を煙たがられ「処方箋の相談で医師につないでもらいたい」と電話で依頼をしても無視されてしまいます。
初めの頃は「これくらいが普通」と思って耐えていたのですが、友人と話したりやネットで調べたりしているうちにどうやらおかしいと気づき、転職をしました。
転職先の調剤薬局にも自分と合わない薬剤師はいましたが、人間関係にまったく悩まない職場はないと思うので、ある程度割り切って付き合っています。
職場別の人間関係を見てきましたが、共通していえるのは、どの職場においても自分一人では解決できないということです。
異動ができるほどの組織であれば、申し出てみるのも一つの方法です。しかし希望どおりになるケースは少ないので、転職を考える方が現実的かもしれません。
「他人も環境も簡単には変わらない!」と気持ちを切り替えて、自分が転職する道を検討してみてはいかがでしょうか。
人間関係が悪い職場に転職しないための方法3選
いざ転職するとなると「転職先でも人間関係が悪かったらどうしよう」という不安が頭をよぎるもの。
そこでこの項目では、人間関係の悪い職場に転職しないための方法を3つ紹介します。
人間関係が悪い職場で働かずに済む特定の雇用形態を選ぶ
「新しい職場でも人間関係がうまくいかなかったらどうしよう…」
不安が拭えないなら「派遣」「紹介予定派遣」の雇用形態を選ぶのも選択肢の1つ。たとえ新しい職場で人間関係に悩んだとしても、柔軟に対処できるというメリットがあります。
派遣なら期間限定で働けるうえ、人間関係が悪化しても「派遣期間さえ終われば」と気持ちを切り替えやすくなるでしょう。
「紹介予定派遣」は、将来的に正社員として働きたい薬剤師に向いているでしょう。紹介予定派遣とは、正社員・契約社員などの雇用形態を前提とした派遣システムのこと。
最長6ヶ月間、一定の期間で「お試し」的に働けるので、人間関係の不安を解消してから正社員になりたい薬剤師にぴったりです。
紹介予定派遣について詳しく知りたい薬剤師は、以下の記事もあわせて読んでくださいね。
おすすめの記事
高頻度で掲載される・好条件の求人募集には要注意!
求人情報をチェックするときに注意してほしいのが「よく見かける求人」と「好条件すぎる求人」です。
人間関係で失敗したくないのであれば、このような求人には簡単に飛びつかないようにしましょう。
まず求人を高い頻度で出しているところは、薬剤師が入ってもすぐに辞めてしまう、また人間関係が悪いことが想定されます。具体的には3~5ヶ月ごとに求人が出ていたり、6ヶ月以上も求人が出続けていたりする場合です。
あるいは他の求人に比べて不自然なほど好条件の求人も、裏を返せば「好条件にしないと薬剤師が応募してくれない」「薬剤師がすぐ辞めてしまう」などの問題を抱えている可能性があります。
見極めるポイントとしては「同地区内と比較して高時給に設定してある」「特定の時間だけでなく、とにかく来てほしい」という求人です。
自分で見極められない薬剤師は、転職サイトのエージェントに相談してみましょう。求人の背景を確認してくれますよ。
転職前に必ず見学する
「もう職場の人間関係で悩みたくない!」と切に願うなら、転職する前は必ず職場見学をしましょう。
面接だけではわからない職場の雰囲気や、一緒に働くメンバーを事前に知ることで、転職後の「こんなはずじゃなかった」というミスマッチを防げる可能性が高まります。
「なんとなく職場見学を申し出るのが気まずい」という場合は、転職サイトに登録してから転職活動をしましょう。転職エージェントが先方との交渉を引き受けてくれるので、自分で直接申し出る必要がありません。
職場見学をするときには、ポイントが2つあります。1つ目は「職場が忙しい時間を選ぶ」ことです。
人は余裕があるときは良い顔もできますが、忙しいときこそ本性が現れます。
余裕がない時に「どんな働き方をしているか?」「周囲の人の対応はどうか?」などを見ておけば、人間関係の良し悪しの判断材料になります。
事前にエージェントに忙しい時間帯を聞き、その時間に見学させてもらえるよう頼んでみましょう。
忙しいから対応できないと言われた場合は、客として足を運んでみるのもよいですね。
2つ目は「誰と会話をさせてもらえたか」です。役職の高い人だけに話をさせるところは、注意が必要。役職の高い人は、その職場の良い部分しか話さない傾向があり、さまざまなトラブルを抱えている可能性があります。
もしも見学した時点で違和感がある場合は、エージェントに正直に伝えましょう。「せっかく見学までしたのに…」と申し訳なく感じる必要はありません。転職に失敗しないためにも、妥協せずに相談することは重要なのです。
人間関係に悩む薬剤師におすすめの転職サイト
ここまで、人間関係の悪い職場に転職しないための方法を紹介してきました。
しかし全てのポイントを自分でチェックするのは難しいですよね。
そこで転職のプロである「転職サイトのエージェント」を利用することをおすすめします。転職エージェントは求人情報に書いていない職場の雰囲気を教えてくれるだけでなく、履歴書の添削や面接同行までサポートしてくれます。
特に転職がはじめての方はぜひ利用してみてください。
おすすめの薬剤師転職サイト
薬剤師専門の転職サイトはそれぞれ特徴があり、保有する求人数や転職へのスピード感も違います。
逆にいうと、サイトの選び方一つで転職できるかどうかは左右されてしまうのです。
人間関係を理由に転職する場合は、「相談方法」と「好条件求人数」の2つを軸にして、転職サイトを選ぶとよいでしょう。
特に重要なのは「相談方法」です。「対面での相談」と「電話のみの相談」から選べますが、「もう人間関係の悪い職場はこりごり」「時間がかかってでも自分に合った職場を見つけたい」という薬剤師には、対面で相談できる転職サイトをおすすめします。なぜなら対面の場合、転職エージェントにしっかり要望を伝えられますし、じっくり時間をかけて転職先が探せるからです。
一方、「電話のみの相談」のメリットはスピーディーさなので「とにかく早く転職したい!」という薬剤師にぴったりです。仕事や子育て中などで、対面相談に出向けない薬剤師にも最適。電話だけでも職場環境の情報はしっかり教えてもらえるので安心ですね。
「好条件求人数」は、多いに越したことはありません。数が多い分、自分に合う職場が見つかりやすくなるからです。
以下の転職サイトは、好条件求人数も多いのでチェックしてみましょう。
おすすめの転職サイト | 求人数 | 好条件求人数 | 相談方法 |
マイナビ薬剤師![]() |
43,837件 | 4,234件 | 対面 |
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ファルマスタッフ![]() |
48,144件 | 11,067件 | 対面 |
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薬キャリAGENT![]() |
67,547件 | 3件 | 電話 |
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※2024年4月時点ココファーマ調べ
人間関係が理由でで転職する薬剤師に多い失敗のケースとは? 対策も紹介
最後に、人間関係が理由で転職をする薬剤師に多い2つの失敗パターンを紹介します。
同じ失敗は繰り返さないようにしましょう。
求人情報だけを見て転職してしまう
今の人間関係に耐えられず、求人情報の条件だけを見て急いで転職を決めてしまうと、「こんなはずじゃなかった」というミスマッチが起こりがちです。
求人情報では「残業なし」だったのに実際には残業がある、「有給あり」だったのに休みを取らせてもらえないなどの例は、多く見受けられます。
このようなミスマッチを起こすと、転職を繰り返すことになってしまうので、転職の際には以下のポイントに気をつけてください。
- 一刻も早く転職したい気持ちを抑えて、じっくり次の職場を見極める
- 転職で譲れないポイントを明確にして、転職エージェントと相談するなど慎重に求人を確認する
転職をあせる気持ちはよくわかります。
しかし同じ問題を抱えないためにも、転職にはある程度の時間を割いて検討しましょう。
人間関係に臆病になってしまう
一度人間関係で悩むと、新しい職場でも人間関係に不安を抱いてしまうものです。
しかし「良い人間関係が築けるだろうか?」という気持ちは、相手にも伝わってしまうもの。必要以上に敏感で臆病になると、うまくいくはずの人間関係もぎくしゃくしてしまいます。円滑な人間関係を築くためにも、自分自身の努力も大切です。
新天地に今までの自分を知っている人はいないのですから、はじめての環境でも積極的に話しかけてみる、謙虚になるなどの工夫をしてみましょう。ちょっとしたきっかけで、人との関係が格段に良くなる可能性がありますよ。
また新しい職場でのパワーバランスを見極めることも重要。単に役職が上というだけでなく、発言権や影響力の大きい人がいるかといったことなども観察しましょう。
発言権が強い人は場を仕切る世話役だったり、別部署なのにわざわざ声をかけてきたりする特徴があります。発言権の強い人がどのような人で、何を重要視しているのかを早くキャッチすると、うまく立ち回りやすくなります。
最初から全員と仲良くなれなくても、少しずつ自分の立場を築いていきましょう。転職によって自分も変われるかもしれません。
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