薬剤師必見|年収あがると労働環境は下がる?!転職前に知るべきコツ

残業が多い、人間関係が悪い、とにかく労働環境が悪いので早く転職したい。
労働環境が少しでも良くなるなら年収なんて気にしないと考えている方は多くいます。しかし、そうは言ってもいざ転職活動を始めると、できることなら、年収が上がってくれたら嬉しいと思うものです。
労働環境を重視して職場を選ぶと年収は下がってしまいそうなイメージがありますが実際はどうなのでしょうか。労働環境と年収の関係、年収を上げるために必要な条件などをここではご説明しています。
この記事に書いてあること
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薬剤師の転職後の年収推移はこうなる!~データで知る年収事情~
〈転職者の8割が労働環境UPと年収UPに成功!〉
薬剤師の労働環境の改善を実現したところ年収はどうなる?
・郊外から都市部へ転職する場合
薬剤師の年収は一般的に都市部よりも郊外の方が高い傾向にあります。さらに郊外の中でも田舎に行けば行くほど年収は高くなります。
郊外は交通の便が悪かったり、人手不足が続いていたりで年収を高めに設定して薬剤師を集めようとしているのです。
そのため郊外の職場は都市部よりも年収が高いところが多いのです。都市部は交通の便が良く通勤しやすいのですが、郊外から都市部への転職で年収が下がってしまう可能性があります。
・休日日数が多い職場へ転職する場合
休みの日が多いのは嬉しいことです。転職先を探す際、ほとんどの方が年間の休日日数を確認します。
年間休日日数は職場によって20日以上差が出ることがあるので、転職前にしっかりと確認しておかなければならない項目の1つです。20日と言えばだいたい1ヶ月の間に実際に働く日数と同じです。
できるだけ休日が多いところへ転職しようとすると増えた休日の日数分だけ年収が下がってしまうことがあります。逆に転職で年収を上げた人たちは休日日数に関しては妥協していることもあります。
年収を取るか休日を取るかというところですね。実際にこんな求人を見たことがあります。どちらも同じ企業なのですがある地域で働く場合は年収500万円、ある地域で働く場合は年収465万円。同じ企業なのになぜこんなに年収に差があるの?と思って求人を良くみてみると違ったのは年間休日の日数でした。もちろん、休日が多い求人の方が年収の低い方です。
・残業が少ない職場へ転職する場合
残業があまりに多すぎるとプライベートの時間がなくなり家で好きなことをする余裕が減ります。
過度な残業は体への負担だけでなく精神的な負担も与えるため、できるだけ残業が少ない職場に転職したいと考えるのは至って普通のことです。
今までいた職場がしっかりと残業代をくれる職場であった場合、残業が少ない職場へ転職することで年収が一気に下がる可能性があります。
知り合いの薬剤師は病院からドラッグストアという普通に考えれば年収が上がるはずの転職をしたのにも関わらず年収が減ったと言っていました。なんでも前職の病院がとても残業の多いところだったらしく、月に10万円近く残業代が出ていたというのです。
薬剤師の転職で年収が上がる人の特徴は?
転職したら年収が上がったという声を良く聞くけど、労働環境を重視して転職すると年収は下がってしまうの?
転職したら少しくらい年収が上がると思っていたのに…このまま転職してしまったら私の年収はどうなってしまうのだろう。そんなふうに不安に思っている方も多いでしょう。
でも、安心してください。
労働環境を重視した転職でも年収を上げることは可能です。なぜなら薬剤師の年収は職場の労働環境によってすべてが決まるわけではないからです。
ここではどのような人だと年収が上がりやすいのか、特徴をご紹介していきます。
1)希望の転職先の年収の相場を把握している
転職先の年収相場を正しく理解しておくことで、自分の希望条件が妥当なものか判断できる。それにより年収交渉(相場より低かった場合)もスムーズに行えるから。
転職で年収を上げたいと考えているのなら、希望の転職先の年収相場を把握しておいた方が年収は上がりやすくなります。
働きたい地域、残業の有無、勤務時間、応需科目などと年収を照らし合わせていくつかの求人をチェックしておくのです。
そうすることでこの地域の年収はこれくらいだな、この科目を受けている薬局はこれくらいだなと何となく年収の相場が分かってきます。この年収の相場と自分が希望する職場の年収を比べてみましょう。
もしも相場より年収が低い場合は求人先との交渉によって年収を上げてもらえることがあります。しっかりと年収を把握していないとそもそも「年収を上げてもらえないか」という交渉にすら至りません。
2)自分のスキルを明確に他者に伝えることができる
転職の際に自分のスキルを的確にアピールすることができれば、今までの経験値を買われてより高収入で働き始めることがでくるから。
転職で年収を上げるために最も大事と言ってもいいほど重要なのは、自分のスキルを相手にしっかりアピールすることです。アピールできるかできないかで年収は大きく変わります。
「総合病院の門前で働いていたのでさまざまな科目の調剤経験がある」「認定薬剤師の資格を持っている」というものから「仕事がうまく行くように指示する立場になって営業を回せる」「コミュニケーションを取るのが得意」などアピールできるものなら何でも構いません。
自分はこういうスキルを持っているよ、だからこんな場面で活躍できるよというのを求人先にアピールしましょう。これだけで年収が何十万円も上がることがあります。
3)転職先の実情を詳しく知っている
希望している転職先の実際の労働環境の良しあし、昇給はあるのか等を詳しく知ることで、転職後に「年収は改善したのに労働環境が下がった」というミスマッチを減らすことができます。
また自分のキャリアを正しく描ける職場であるかどうかで、年収が大きく推移するからです。
転職後の年収に満足できるかどうか、それは転職先について詳しく知っているかどうかも関係しています。転職先の労働環境や昇給制度を知っている人は年収が上がりやすい人であると言って問題ないでしょう。
例えば年収だけに惹かれて転職したとします。職場の労働環境をあまり調べずに転職してしまうことで労働時間や残業の多さ、人間関係が嫌になってまた転職…なんてことも珍しくありません。
逆に労働環境は良いけど年収が思うように上がらないと悩むこともあるでしょう。事前に転職先の実情について詳しく調べておけばこのようなことは避けられます。
自分が思い描いていた通りの職場で働くことができれば、それだけで年収は上がりやすくなりますよ。これからのキャリアプランを立てやすいからですね。
心のどこかで「思っていたのとなんだか違う」と感じたまま働いてはモチベーションの維持は難しいです。理想の職場と実際の職場とのギャップを少なくすることで年収は上がりやすくなります。事実、通勤時間や人間関係、労働環境に妥協せずに転職した人たちは年収も大幅にアップしていることが多いのです。
4)転職を前向きに考えられる
転職を「逃げ」と捉えるか「チャンス」と捉えるか。この意識の違いも年収に影響を与えます。前の職場で人間関係が合わなかったから、残業が多かったから、だから転職します。これが本音でも問題はありません。大事なのは意識です。
人間関係が合わなかったから次の職場では働きやすい環境を自分が作れるように頑張ってみよう。残業が多いのが嫌だったから次の職場では作業の効率化にチャレンジしてみよう。
こんなふうに思える人は年収が上がりやすいです。周りから見てもやる気のある人に見えます。職場の環境を良い方向に変えようとする姿勢は上司からも良い評価を受けやすいです。
- ・希望の転職先の年収の相場を把握している
- ・自分のスキルを明確に他社に伝えることができる
- ・転職先の実情を詳しく知っている
- ・転職を前向きに考えられる
このような特徴を持ち、転職で年収を上げている人たちには、ある共通する点があります。
それは転職エージェントをうまく利用しているという点です。転職エージェントを利用することで希望する条件に近い求人を紹介してもらえます。
そうすると必然的に希望の転職先の相場をチェックできます。自分が持っているスキルを転職エージェントに伝えることでエージェントが求人先と年収の交渉もしてくれます。
自分で求人先と年収の交渉をするのは少し気が引けますが、今までに数々の交渉を経験している転職エージェントに任せられるのであれば、交渉してもらわないわけにはいきません。転職前に職場の人間関係や労働環境、昇給制度などもあらかじめ知ることができるので転職後にイメージとのギャップで悩むことも避けられます。
具体的な職場の環境が事前に分かるので転職後のキャリアプランも立てやすいです。転職でどう労働環境を変えたいのか、どれくらい年収を上げたいのかを遠慮せずに転職エージェントに伝えることで労働環境の改善も年収アップも両方叶えることができます。
薬剤師の転職で労働環境の改善と年収のUPを両立するためにできること
転職で労働環境の改善と年収アップを両立するためにやっておきたいことが2つあります。
- ・内定を承諾する前に労働環境と年収について確認する
- ・自分に合う転職エージェントを見つける
この2つについて特に気をつけておくだけで転職が満足のいくものになるかどうかが変わります。
求人を探していると良く見かけるのが「年収○○万円から」という記載。最低でもこの年収は貰えるということは分かりますが、具体的な年収は分かりません。同様に残業ほとんどなしと書かれているけど実際の残業時間がどれくらいなのかも求人を見ているだけでは分かりません。
転職で労働環境の改善と年収アップの両方を成功させたいなら、内定を承諾する前にこういった細かいところまで確認しておく必要があります。そうでないと後から後悔することになります。
自分で求人先に聞くのも良いですが、このような話はなかなか自分からは聞きにくいものです。そんなときはエージェントに代わりに確認してもらいましょう。
こんなことまでエージェントに頼んで大丈夫?と心配してしまうかもしれませんが、そこは全く気にしなくてOKです。
周りの人も当たり前のようにエージェントに確認してもらっていますし、エージェント側も転職先の情報を正確に伝えることが仕事のうちです。どれだけ転職に満足してもらえるかがエージェントのやりがいでもあるので、気になることは事前にエージェントを通して確認してもらいましょう。
また、年収の交渉もエージェントがあなたの代わりに行ってくれます。年収の交渉は面接の前に行うこともあれば面接後に行うこともあります。
こちらから頼まなくてもエージェントが自発的に年収の交渉をしてくれることが多いので、希望する年収は遠慮せずに伝えておきましょう。
転職を成功させるためのもう1つのポイントは自分に合うエージェントを見つけることです。
転職サイトに登録すると必ず担当のエージェントが付きます。エージェントの質や性格は人それぞれなのでもしかしたら最初に担当してくれたエージェントがあなたに合わないこともあるかもしれません。
本当はもっと希望を伝えたいのにこのエージェントには何だか伝えにくい。求人を送ってくれるのはありがたいんだけど、いまいち自分の希望しているものとはズレているものばかり。これでは納得のいく転職はできません。
質の高いエージェントがいる転職サイトを探すというのも1つの手です。
知っている人は少ないですが、途中でエージェントを交代してもらうこともできます。メールで構わないので担当を変えて欲しいという旨を伝えましょう。
エージェントとの相性も転職の際には大きなポイントとなります。うまくこちらの希望を汲み取って求人の紹介や条件の交渉を行ってくれるエージェントを味方につけましょう。
薬剤師におすすめの転職サイト
「転職サイトの特徴を調べても、希望を聞かれてもイマイチ1つに選べない」と悩む方は少なくありません。ここでは年収UPと労働環境改善という指標に基づき、薬剤師専門の各エージェント(転職サイト)の特徴を「高時給」「条件交渉」の2つの項目でわかりやすく比較してみました。
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