更新 2023-09-29

イオンで働く薬剤師の年収、勤務時間ほか待遇情報

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「イオン薬局の年収ってどのくらい？」「どの大手が良いんだろう」

この記事では、希望の大手調剤薬局が見つかるよう、イオン薬局の年収や福利厚生の実態、特徴を紹介していきます。

年収はスキルや雇用条件によって異なるため、まずは大手調剤薬局の新卒採用時の月収を比較していきます。

	イオン薬局	アイン薬局	クオール薬局	日本調剤
月収	283,500円～373,500円	250,000円～380,000円	261,000円～381,200円	250,000円～310,000円
詳細記事	こちら	こちら	こちら	こちら

※2020年10月時点公式サイト新卒採用募集要項より

「どの大手が良いんだろう」という方は、薬剤師転職サイトを利用してみてはいかがでしょうか。

転職サイトを利用することで、給与や福利厚生だけでなく、職場の雰囲気からも自分にぴったりな求人を紹介してもらえます。

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※2023年10月時点ココファーマ調べ

※当サイトは口コミの一部を掲載しています。

この記事に書いてあること

1．イオンリテール株式会社の概要

イオンリテール株式会社は、北は北海道、南は沖縄までと全国展開のスーパーイオンで紹介されることが多いイオン株式会社の100％子会社です。

イオンリテール株式会社は、GMS（総合スーパー）などの事業を行っています。小売業として展開する事業の中には、食品、サイクルやリカー、手芸、ガーデニングなどの専門店、その中の一つとして調剤併設型薬局店舗があります。

イオンリテール株式会社では、GMS事業などで得たノウハウ・サービスをもとに、地域で支持される「かかりつけ薬局（＝イオン薬局）」を調剤薬局グループ会社として展開しています。イオン薬局では、調剤業務を核としつつ、関連業種としてカウンセリングから予防・ケアに関わる商品の提供など、さまざまなサービスを行っています。

イオン薬局で行われているウェルネス構想とは、お客様にとって身近な施設であるショッピングモールで、多様化する医療サービスをシームレスに展開し、生活者と医療機関の距離を近づける構想です。ショッピングモールのイオンには、複数の診療科施設を核に、調剤薬局チェーン店、リハビリ施設、フィットネスクラブなどがあります。

つまり、ショッピングモールを健康づくりの拠点にするための店づくりが行われているのです。この中の調剤併設型薬局で、薬剤師が専門性を発揮することが期待されています。イオン薬局は、ウェルネス構想に基づき、在宅・地域医療に貢献しているのです。

2．イオンリテール株式会社の年収など

イオンリテール株式会社のホームページで採用情報を確認すると、キャリアのある方の給与は経験・能力に応じて優遇となっています。

給与	【全国】月給353,500～550,000円【エリア】月給333,500～530,000円【地域限定】月給283,500～480,000円
賞与	【昇給】年1回（3月）【賞与】年3回（5月・7月・12月） ※5月支給は業績連動分となり入社初年度の支給はありません。

※公式HPより引用

また、マイナビ薬剤師でイオンリテールの求人を検索すると、24歳から35歳のモデル給料として平均年収が420〜550万円となっています。転職を希望する方はこの範囲内で年収が決まるものと考えられます。
パート・派遣の場合、職場によって時給は変わりますが、平均的な時給は2,000～3,000円と他の職場より時給が良いのが目立ちます。イオンのような高時給のパートや派遣であれば正社員と同等の収入が得られるかもしれません。

3．年間休日と連続休日が魅力

以上のとおり収入が魅力のイオンリテール株式会社ですが、労働条件や労働環境を確認すると収入以外にも魅力が見えてきます。
一番の魅力は年間休日が125日から120日もあることでしょう。この中には20日間の連続休暇が含まれています。連続休暇は、20日間連続、10日間を2回、10日間を1回と5日間を2回、5日間を4回に分けて取ることが可能です。他社では見ることができない大型連休なので、イオンリテールで働く大きなメリットといえるかもしれません。

この他にも、企業情報の求人募集によると諸手当として子女教育手当、住宅助成金、通勤手当（実費全額支給）などが用意されています。福利厚生としては、企業年金基金、団体生命保険、育児休職制度、育児勤務、介護休職制度、介護勤務などがあります。いずれもイオンのスケールメリットを生かした充実した内容といえそうです。

4．イオン薬局のおもな仕事内容と勤務時間

イオン薬局の仕事内容はおもに調剤業務やOTC医薬品の担当として接客・販売することです。医薬品はもちろんのこと、健康食品、衛生用品、シニアケア用品、理美容家電などの幅広い知識をもつ「健康の総合アドバイザー」や地域の健康のために「かかりつけ薬局のキーパーソン」としての活躍を期待されています。

さまざまなフィールドにチャレンジするため、薬剤師としてのスキルを生かし将来的には本社へのキャリアパスもあります。薬事・教育・調剤ＭＲ・商品開発/バイヤーなどで活躍できるフィールドは多彩で、個人のスキルアップを支援しています。

勤務時間は以下のようになっています。

年間	1,920時間
一日	1日4～10時間の1時間単位で、日ごとに業務の繁閑に応じて勤務時間を設定

5．商品開発にも携われる多彩なキャリアパス

イオンリテール株式会社で働くもう一つのメリットは、他社では実現できないような多彩なキャリアパスが用意されていることです。
調剤・OTC医薬品担当として経験を積み薬剤師としての専門性を伸ばすことはもちろん、これらの経験を生かし管理薬剤師やH&BC主任、薬局長を目指すことができます。さらに、将来的には教育担当や薬事担当、調剤MR、さらにはバイヤーや商品開発といった分野で活躍することも可能です。

これらのキャリアパスを実現するために、イオンリテール株式会社ではさまざまな研修制度を用意しています。
研修制度は社会人として必要な能力を身につける一般教育と、薬剤師の専門性を磨く専門教育があります。専門教育では875講座のe-learning、専門技能研修などがあり、未経験者でも安心の教育体制です。これらを通して薬剤師としてのスキルを高めるとともに、理想の薬剤師像に近づくことができるのです。

以上のように、イオンリテール株式会社では20日間連続休暇を取りながら、充実した環境で働くことができます。他社にはない制度も多いので、魅力的な環境であることは間違いないでしょう。ただし、正社員の場合、地域限定がなく転居を伴う転勤があるのでこの点は注意が必要です。

6．イオン薬局求人の傾向

薬局業界大手のイオン薬局は全国に多く存在し、そのためイオン薬局求人は数多く掲載されています。各地域で薬剤師の求人を探してみても、イオンの薬剤師求人はよく見つかります。イオンの採用情報によると、中途採用は３つの区分があります。

「薬剤師（総合職）」
「薬剤師地域限定社員」
「パート、派遣」

地域限定社員は転勤などがなく、その地域だけで働くことができます。薬剤師の求人サイトで地域のイオンの求人を見つけると、たいていがこの「地域限定社員」というものです。
総合職は、地域に関係なく全国転勤の可能性があります。「全国のイオン医薬品取扱店舗」が勤務地となります。そのため、転勤があるのが基本です。

イオンで薬剤師として働くなら転勤がつきもの？

イオンほどの大手調剤薬局企業の正社員になると、避けて通れないのが転勤です。
総合職での全国勤務と、地域限定社員での地域ブロック内での勤務と2種類ありますが、場合によっては転勤に伴った引っ越しがあります。家の事情で転勤が厳しい、できれば転勤は避けたいという場合、正社員での採用は避けた方がよいかもしれません。
薬剤師転職サイトでは、「転勤は避けたい」「家から近いところで働きたい」など薬剤師の希望に合った転職先を紹介してくれます。転職のプロである転職コンサルタントのサービスをうまく活用し、地域の薬剤師として働き、自分らしいキャリアを目指すのも1つの方法です。